【BOATRACE】2日目ドリームは峰竜太快勝 地元寺田祥は早くも勝負駆け 徳山クラウン争奪戦

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 ボートレース徳山の「G1徳山クラウン争奪戦 開設71周年記念競走」(優勝賞金1200万円)は25日に、予選の2日目を開催した。

 1コースは初日7勝、2日目は6勝。前半レースは追い風、後半に対岸からの横風という傾向が2日間続いたが、追い風の時に1コースは苦戦傾向。2日目はいずれも2号艇が勝利した1Rと6Rで3連単の万舟券が出現したが、6Rは初日にFの枝尾賢が2着での高配当。気配はいいので3日目以降も穴党は注目すべき存在かもしれない。

 2日目のメインカード12Rの「すなっちドリーム」は6コースの磯部誠以外の5人がコンマゼロ台のスタートというスリット合戦になった中、1号艇で人気を背負った峰竜太(佐賀出身・佐賀支部39歳)【冒頭の写真】が1コースからきっちり逃げて快勝。2コースから差して肉薄した松井繁は惜敗と呼べる2着。地元の寺田祥が3着を粘り切り、3連単の1-2-3は1150円の4番人気。初日に続いてドリーム戦は順当に決着した。

 峰竜太はこれで3戦オール2連対、2日目時点の得点率は9.33でトップに立ったが、表情はさえない。なぜなら「回った後は自分の方が良かったが、それ以外の足は松井繁さんの方が良さそうだった。スタートしてからも前に見えてプレッシャーがあった」と、圧倒的に優位だと思っていたパワー面で、松井の肉薄を許したため。それでも出足の仕上がりはレーサー間でも評判。このまま王道優勝に突き進んでもおかしくはない。

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 峰竜太にここまで言わせた松井繁(大阪出身・大阪支部54歳)【写真上】は初日5、4着と苦戦したが、明かなパワーアップが見られ、ドリーム戦2着と反撃態勢は整った。本人からも上昇ムード的なコメントも聞こえてきている。何と言っても前走地の津で通算60回目のG1戦優勝を飾り、賞金ランキングも14位へと浮上して4年ぶりのグランプリ出場が視野に入っている状況。3日目以降も王者からは目が離せない。

 峰竜太以外にも西村拓也、田村隆信、坪井康晴の3人がオール2連対をキープ中。河合佑樹は3戦2勝のオール3連対と、ただ1人だけ2勝をマークと好調だ。また、2日目は辻栄蔵が1、2着と好走。「レースに行くと何となく良かった」とモーターにも好感触を得ている。

 逆に地元山口勢にあまり元気がない。初日のドリーム戦を制した白井英治は3着2本で得点率アップならず。大峯豊、原田篤志、長尾章平、森野正弘の4人も白星こそマークしているが、得点率は高くなく、予選残り2日間も奮起が必要。

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 また、初日に減点7点があった寺田祥(山口出身・山口支部46歳)【写真上】は2日目のドリーム戦3着で、予選残り3走のノルマが24点以上になった。3日目は10Rの1号艇で登場するが、ここは絶対に負けられない1日早い勝負駆けといえる。

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