【日本ジュニアゴルフ選手権】<男子15~17歳の部>酒井遼也はプレーオフ惜敗

日本ゴルフ協会(JGA)
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4ホールに及ぶプレーオフの末に。悔しさをにじませる

【自分の成長を感じましたと振り返った酒井】

第1ラウンドを終えて首位と3打差の3位グループにつけた酒井遼也。この日のラウンドは10番ホールからのスタートとなった。酒井は出だしでバーディを決めると、12番、14番でもバーディ。16番でボギーを叩いたが前半で2つスコアを伸ばす。一方で、首位に立っていた松山茉生がスコアを落とし、優勝争いは混戦模様に。酒井は後半、1番バーディを奪うも3番でボギーと足踏みが続く。6番(パー5)でバーディを決めて、3アンダーパーでプレーを終え通算8アンダーパーで後続のプレーを待った。日本アマチュアゴルフ選手権とのダブルタイトルの期待がかかっていた松山が後半も崩して優勝争いから脱落する中、今年の四国ジュニアゴルフ選手権覇者の西山陽斗が通算8アンダーパーでホールアウト。優勝争いは、酒井と西山のプレーオフに持ち込まれた。
プレーオフは、3ホール目に10メートル以上のバーディを沈めた西山に対し、酒井が5メートルを決めて4ホール目に突入。両者の熱戦は、西山のバーディで幕を閉じた。
「率直に言って、悔しいです」と、プレーオフ直後に悔しさをにじませた酒井。中部ジュニアでは1メートルのパットを決められずに惜敗。それをバネに「今年最後の日本ジュニアで、絶対に勝ちたいと思っていて。中部ジュニアからここで勝つために自分に足りないものを必死で練習してきて……」と日本タイトルをあと一歩で逃した悔しさに包まれていた。
それでも、「プレーオフ3ホール目でバーディをいれかえすことが出来たのは、練習の成果だと思うし、自分の成長を感じました」と、負けても手に入れた自分のゴルフへの自信を口にした。酒井は今年クオリファイングトーナメントに挑戦し、プロフェッショナルの道への進んでいくという。酒井は、勝利で得る栄誉に負けない成長の実感を手に、新たなステージに挑戦していく。
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著者プロフィール

(公財)日本ゴルフ協会(JGA:JAPAN GOLF ASSOCIATION)は1924(大正13)年10月、神戸・根岸・東京・鳴尾・舞子・程ヶ谷・甲南の全国7クラブの代表により、創設された我が国のゴルフ界を代表する団体です。ゴルフ精神の正しい順守、ナショナルハンディキャップ制度の実施、公式競技の開催、ゴルフ・ルールとエチケットマナーの正しい普及などに努め、ゴルフの健全な発展と普及を図り社会に貢献して参ります。

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