セレッソ大阪【J1リーグ第25節 C大阪vs.町田】首位をホームに迎えた大一番はスコアレスドロー。好ゲームも、勝点を縮めることはできず
【CEREZO OSAKA】
前節から3人変更。トップ下に柴山昌也が入り、負傷したカピシャーバの位置には為田大貴、パリ五輪から戻ってきた西尾隆矢が右サイドバックで先発した。
前々節の川崎フロンターレ戦、前節のアルビレックス新潟戦と、直近2試合は前半途中から守備がハマらず相手に主導権を握られたが、今節は締まった内容を披露。相手のターゲットとなるオ セフンにもしっかりと競り、藤尾翔太のシュートもブロック。両サイドのナ サンホ、相馬勇紀に対しても、登里享平、西尾がマークに付き、簡単には突破を許さない。立ち上がりこそ町田の圧力に押され気味となるも、次第にボール保持で優位に立つと、ポゼッションの時間を増やして押し返す。キーマンとなったのは、ケガから復帰した登里。コンディションも前節の新潟戦に比べて格段にアップし、保持の際は中に絞って時間を作り、テンポよくつないでチャンスを作った。レオ セアラとの間をつなぐ柴山、奥埜博亮の動きも良く、左サイドの為田も優位性を取るなど、前半中盤から終盤にかけての攻撃は見応えがあった。ただし、良い形でのフィニッシュには至れずにいると、34分、町田にこの試合、最初の決定機を作られる。GK谷晃生からのロングボールに右サイドバックの望月ヘンリー海輝が競り、セカンドボールを拾ったナ サンホのクロスからオ セフンにヘディングで合わせられたが、GKキム ジンヒョンがビッグセーブ。「競り合いに強い選手も多い。クロス対応を意識していた」と試合後に振り返った西尾が懸命に体を寄せたことも大きかった。直後の38分には、セレッソにも得点のチャンス。ルーカス フェルナンデスが高い位置でカットして奥埜につなぎ、奥埜がレオ セアラへ届けると、エースが狙い澄ました一撃を逆サイドへ叩き込んだが、わずかにオフサイドで先制とはならず。悔しそうに天を仰いだ。
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(文=小田尚史)
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