【オリンピックトリビア】バレーボール・日本が編み出した技

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【オリンピックトリビア】バレーボール・日本が編み出した技 【写真:photoAC】

2024年パリオリンピック。連日の日本人選手の活躍、限界に挑戦する姿は勇気と感動を与えてくれます。そんなオリンピックをより楽しむために、オリンピックの歴史を通したトリビア・雑学クイズをご用意しました!きっと家族、友人、同僚などに話したくなる「へぇ~」が沢山あるはずです。

Q, バレーボールでは、現在は当たり前になっている数々の技を日本が編み出しました。日本が編み出していないものは、どれ?

① 回転レシーブ
② クイック攻撃
③ 時間差攻撃
④ ブロックアウト


正解は?

正解:④ ブロックアウト

バレーボール競技は1964年東京大会から実施されました。自国開催のため、日本代表はとても厳しい練習を積んで大会に臨んだ話は有名です。このオリンピックで、日本女子代表は金メダルを獲得しました。監督・大松博文の強いリーダーシップのもとハードトレーニングを重ね、「回転レシーブ」を編み出しました。1962年に世界選手権優勝、そしてオリンピックでの金メダル。この快進撃は「東京の魔女」と呼ばれるほどでした。当時の決勝戦のテレビ視聴率は66.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。現在までのスポーツ中継で歴代最高となっています。

1972年ミュンヘン大会では、今度は男子が見事に金メダルを獲得しました。1964年東京大会の銅メダルから8年。監督の松平康隆は、進化を続けるバレーボール界で、それまでの常識を捨て、「非常識な、革命的な発想を強行」するしかないと新たな道を進んでいきました。190cmを超える選手を発掘し、かつ、軽やかな動きをこなせるようにトレーニング。そして、日本人がもともと持っている機敏性やスピードを生かして、各種のクイック攻撃や時間差攻撃をつくりあげました。新技術を駆使したスピード感あふれるコンビネーションバレーが完成したのです。

当時のバレーボールは、東欧諸国がバレーボール強国で、特にチェコスロバキアは、速攻、フェイント、ブロックアウトなどの斬新な技術を次々と編み出していきました。
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笹川スポーツ財団は、「スポーツ・フォー・エブリワン」を推進するスポーツ専門のシンクタンクです。スポーツに関する研究調査、データの収集・分析・発信や、国・自治体のスポーツ政策に対する提言策定を行い、「誰でも・どこでも・いつまでも」スポーツに親しむことができる社会づくりを目指しています。

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