【AJCC×過去データ分析】前走有馬記念にまさかのデータ!?
【データ分析】
前走重賞出走馬が中心となる
■表1 【前走クラス別成績】
前年の有馬記念出走馬がまさかの全滅
■表2 【前走G1出走馬に関するデータ】
前走G2出走馬は目安が明確
■表3 【前走G2出走馬に関するデータ】
前走G3出走馬は斤量の増減にも注目
■表4 【前走G3出走馬に関するデータ】
同距離の重賞勝ち馬が意外な不振
■表5 【距離別の重賞1着実績に関するデータ】
【結論】
ダービー馬に黄信号が灯った!?
ほかに前走G1出走馬は6頭いて、いずれもタイム差1秒9以内の基準を満たす。そこで距離別の重賞実績からピックアップすると、芝1800m重賞1着のあるコスタボニータとビザンチンドリームの2頭が浮上する。レーベンスティールも芝1800m重賞を勝っているが、AJCCで不振の芝2200m重賞でも2勝という点が少々引っ掛かる。そのほか、複勝回収値が高い傾向の芝2000m重賞1着実績馬にはポタジェがいる。
前走G2出走馬はチャックネイトが唯一。ただ、昨年の覇者ということは、イコール芝2200m重賞1着馬に該当してしまう。前走G2の好走基準である前走1~2番人気や前走1~3着も満たさず、データからは強調しづらい。
AJCCで2、3着が多い前走G3出走馬のうち、前走着順1~5着の条件を満たすのはアラタ、 ディープモンスター、ボーンディスウェイ、ボルドグフーシュ、マテンロウレオの5頭で、前走G3組の不振データである斤量「今回増」には当てる馬はいない。ただし、ボーンディスウェイは相性が悪い前走中山金杯出走馬という点が気がかりだ。
ライタープロフィール
出川塁(でがわ るい)
1977年熊本県生まれ。上智大学文学部卒業後、出版社2社で競馬専門誌、競馬書籍の編集に携わり、2007年からフリーライターに。「競馬最強の法則」「サラブレ」「優駿」などへ寄稿するほか、出版社勤務時代を含めて制作に関わった競馬書籍は多数。馬券は単勝派だが、焼肉はタン塩派というわけではない。メインの競馬のほか、サッカーでも密かに活動中。
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