【BOATRACE】“波風巧者”の片橋幸貴がまくり速攻でG2初制覇! 江戸川634杯MB大賞

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 ボートレース江戸川では21日に「G2江戸川634杯 モーターボート大賞」(優勝賞金490万円)の優勝戦が12Rで行われた。最終日は朝から南の追い風がやや強めに吹き、5R~11Rは安定板を使用してのレース。ただ、潮の向きと風向が一致した優勝戦は、追い風7メートル、上げの追い潮40センチという状況で安定板が取り外されてのレースとなった。

 ファイナルのメンバーは1枠から権藤俊光、片橋幸貴、若林将、井上一輝、大澤普司、若林樹蘭の6人。エース23号機とタッグを組む権藤が人気を集めた。

 最終決戦の進入は枠なりの3対3。スタートでハナを切ったのは2号艇の片橋幸貴(京都出身・滋賀支部36歳)【写真3枚】でコンマ05の仕掛け。対する1コースの権藤はコンマ16と苦しい位置。片橋はスタートの勢いで一気に権藤の頭を抑え込むと、1マークは豪快な全速まくり。「100点のターンができた」とレース後に本人が話したとおり、鋭角な旋回でバックストレッチへ躍り出ると、そのまま優勝のゴールまで一人旅で駆け抜けた。

 2着は差した井上一輝が、2マークでインから立て直してきた権藤俊光を差して交わし入線。権藤は無念の3着となった。3連単は2-4-1で6170円の22番人気。

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 勝った片橋はこれが今年3回目の優勝。当地では2回目、通算では7回目のVとなった。優勝賞金490万円を獲得して今年の獲得賞金は2296万円、ランキングは104位。G2以上のグレード戦では初優勝となり、来年3月に若松で開催されるSGボートレースクラシックの出場権利も獲得した。レース後には水神祭が行われた【写真下・左から澤田尚也、香川颯太、片橋幸貴、永井彪也(同期)、和田操拓】。

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 優勝後のインタビューで片橋は「(優勝は)普通に実感しかない、普通に取りましたね、はい(笑い)」と気負いのない朗らかな笑顔。「自分は優勝したいとか、SGをとか目標を立てられる選手でもないし、一走一走目の前のレースを勝つことしかできないです。前走地の桐生からそのまま江戸川に来て、家にも帰れていません。家族には感謝しかないし、(優勝賞金で)何か家族の好きなモノでも買ってあげたいですね」と妻と3人の子どもたちに感謝の言葉を口にした。

 波風の出るようなハードコンディションにはめっぽう強い片橋。次走は30日間のF休みを経て、8月22日から徳山一般戦での出走予定となっている。
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