セレッソ大阪【J1リーグ第21節 C大阪vs.名古屋】開幕8戦無敗を止められたリーグ前半戦のリベンジを果たし、連勝で上位を追撃したい

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【CEREZO OSAKA】

後半戦のスタートを勝利で飾った前節のサガン鳥栖戦から中3日。セレッソ大阪は再びホームに名古屋グランパスを迎え、明治安田J1リーグ第21節に臨む。3連戦の3試合目、総力を結集させ、連勝で上位に食い込んでいきたい一戦だ。

前節の鳥栖戦は、立ち上がりから相手を圧倒する素晴らしい入りを見せると、8分、ルーカス フェルナンデスのクロスが相手のオウンゴールを誘って先制に成功。その後も幾度となくチャンスを作るなど、素晴らしい内容の試合を演じた。そうした中で追加点を奪えなかったことは反省として残ったが、後半の終盤、相手に押し込まれた時間帯でも集中力を切らすことなく全員で守り抜き、5試合ぶりのクリーンシートを達成したことは大きな収穫となった。自身、歴代4位となるJ1通算112試合目の無失点を記録したGKキム ジンヒョンも、「ゴール前でのコミュニケーションは(最終ラインの)4人と取るようにしています。僕から一方的に言うのではなく、みんなの意見も聞きながらやっています」と話す。ロングカウンターに特長がある名古屋に対し、背後のスペース管理など今節も選手間でのコミュニケーションは重要になる。互いに声を掛け合い、連係を取り合って、2試合連続での無失点を目指していきたい。攻撃面では、直近は2試合続けて上門知樹がトップ下に入っているが、ライン間でうまく受けるだけではなく、背後を狙う動きで相手を押し下げる役割も果たしている。好調を維持するレオ セアラとともに、今節も「相手の最終ラインを破壊する動き」(小菊昭雄監督)を見せていきたい。

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名古屋とは、前半戦は第9節にアウェイで対戦し、1-2で敗れた。開幕からの8戦負けなしを止められた試合であり、終始、相手を押し込みながらの敗戦という内容面も含め、「間違いなく、悔しい負け方」(キム ジンヒョン)をした思いは強く残っている。「私にとっても選手たちにとっても、(当時の)敗戦の悔しさは今も胸に刻まれています。明日、ホームでリベンジする機会があることを高いモチベーションにして、全員で向かっていきたい」と指揮官は勝利でやり返すことを誓う。あの試合を振り返ると、前半からボール支配で上回りながら、好機で先制点が取れなかったことが試合を難しくした。それだけに、前節の鳥栖戦と同様、入りで優位に立ち、先制して試合を進めることが勝利を手繰り寄せるためには重要になる。また、「1発で仕留めることができる選手がたくさんいる」(小菊監督)名古屋に対し、1点差で終盤を迎えると、セットプレーも含めて気の抜けない時間が続いてしまう。セレッソとしては、前節の課題になった追加点を奪い、相手を突き放す姿勢を強く持つことも求めていきたい。

シーズン後半戦のスタートを勝利で飾り、ここからさらに連勝を伸ばしていきたい今節。「明日は優勝争いのキーポイントになる試合だと思っています。今は6試合負けなしですが、この試合にも勝って、また優勝争いができるようにやっていきたい」と桜の守護神も語るように、改めて「リーグ優勝」という目標を明確に視界に捉えるためにも、第9節での敗戦を払拭し、前に進んでいくことは重要になる。「セレッソファミリーの皆様の力強い後押しを受けながら、今の流れを加速させる連勝を飾りたい」と小菊監督。今シーズンの行方も占う大一番だ。
(文=小田尚史)

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