<国内男子ゴルフ>プロ2戦目の新人・下家秀琉が6連続バーディで急浮上。選手会主催試合で初Vチャンス

日本ゴルフツアー機構 (JGTO)
チーム・協会

【初Vまでの距離感は?©JGTOimages】

■選手会主催・JGTO共催「JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP by サトウ食品」 6月20日ー23日/ 西那須野カントリー倶楽部(栃木県那須塩原市)7036yard・par72 ▼21日大会2日目

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選手会主催試合で、フレッシュな名前が上に来た。
下家秀琉(しもけ・すぐる)は、5月の「For The Players By The Players」に続く、これがレギュラーツアー2戦目だが、この日2日目のプレーがすごかった。

2アンダーの42位タイから出て、10アンダーの「62」は、自身のベストスコアを2打更新。

前半の3番からめくるめく6連続バーディは、ちょうど真ん中の5番こそ15メートルと長いのを入れたが他はみんな3メートル圏内だった。

自負するショットメーカーぶりを発揮し、折り返して後半9ホールも5バーディのボギーなしと勢いは止まらず、18番もしっかりとバーディ締め。

首位の石川と2打差に迫って「自分的にはちょっとうまく行き過ぎた感じです」と、おずおずしていた。

にぎやかなプレーとは裏腹に、「気持ちはあまり上下しないように意識している」というとおりに、上がってから初めて入ったABEMAの中継ブースも、その後の囲み取材も、慣れないせいもあってかちょっぴり控えめ。

「ショットの調子があまりよくなかったけど、彼からショットのアドバイスをもらってだんだんよくなりました」と言葉は少なかったが、同級生キャディでプロの尾崎敬也にはしっかりと感謝を伝えた。

大阪府の枚方市出身で兄2人の影響で、ゴルフを始めた。

この日は「68」で8位タイまで上がってきた宇喜多飛翔(うきた・つばさ)は大阪学院大学の同期だが「宇喜多は上手いので…」と、特に意識もせず、ツアー2勝で1学年上の平田憲聖(ひらた・けんせい)についても「あの人なら優勝できると思っていました」と、ポツリと言うばかり。

しばしの沈黙を「あこがれの存在です」と、慌てて埋めたが、淡々とした感じが、かえってこの先の飛躍を期待させる。

昨年のQT68位は、今のままではABEMAツアーが主戦場となるが、今週活躍できればレギュラー昇格の大チャンスだ。

「今週はトップ10に入って、次の試合に出られるように…」。

プロ2戦目だが、アマチュア時代は8試合に出て、2試合で予選通過。
大学2年時の21年には「バンテリン東海クラシック」でベストアマも獲得している(40位)。

身長180センチの大器が、選手会の主催試合で今後を占う。

【明日も一緒に©JGTOimages】

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