女子日本代表:三井不動産カップ 2024(北海道大会)まであと2日「すべてが新鮮ですべてが学びとなり、試合をしてもすごく楽しかった」内尾聡菜選手
パリ2024オリンピックへの出場権を勝ち獲った今年2月の世界最終予選で見せたプレーをベースに、「世界一に向けた積み上げを今はしています。積み上げてきた成果も中国遠征では確実に出ました。走り勝つ意味でも、オフェンスで停滞することなく攻め抜けられました。ディフェンスでプレッシャーをかけ続けることもできました。大きなところで、その2つはコンセプトどおりの戦術や練習してきた技術が出せました」と恩塚亨ヘッドコーチは、世界トップクラスを相手に勝機を見出します。
はじめて日の丸を背負って中国戦に挑んだのが内尾聡菜選手です。「すべてが新鮮で、すべてが学びとなりました。試合をしてもすごく楽しかったです。所属チームとは違うプレーを求められてもいるので、自分自身がもっとレベルアップしなければいけないと思わされた遠征でした」と述べます。Wリーグを制した富士通レッドウェーブでは「3ポイントシュートの精度を上げるとととに、アテンプトを増やしています」と内尾選手の長所は日本代表にとって必要不可欠です。さらに、恩塚ヘッドコーチに求められているのが、「ハンドラーとしての動き」です。
「3ポイントシュートにプラスして、日本代表ではいつもプレーしていないハンドラーの動きを求められています。そこで今は苦戦していますが、新しいことに挑戦し、日本代表の一員としてプレーできていることのすべてが学びになり、成長につながっています」
キャプテンの林咲希選手も中国遠征を終え、「今までの積み上げてきた理解力や遂行力は、これまでよりも明らかに増しています。三井不動産カップではオーストラリアとの試合を経験しながら、もっともっとチーム力を上げていきたいです」とステップアップを実感していました。
人一倍責任感の強い林キャプテンであり、「私がしっかり引っ張らなければいけない思いが強かった」のも今は昔。「今はみんなで戦うチームになってきました。私もみんなに引っ張られながら、自分の役割に集中できています。本当にみんなで戦うという雰囲気で練習もできています」と頼もしい仲間たちといろんな場所で輪ができ、良いコミュニケーションが取れています。
2日後にお披露目する現状は、まだまだ発展途上段階です。ゆえに、緊張すると話していた林選手ですが、中国遠征や北海道合宿を経て、その考えも変化していました。
「日本で開催する国際試合は久しぶりであり、ファンの皆さんの前で戦えることが本当にうれしいです。中国戦はアウェーでしたので、日本のファンの皆さんの前で自分の持ち味である3ポイントシュートを出していきたいと思います。それだけではなくピックを使ったり、バリエーションも増やし、オーストラリアの高さに負けずにスピードでしっかりアタックしていきたいです。目標にする『世界一』は本当に高い位置にあるので、チーム全員で良い顔をしながらオーストラリアに絶対負けないように、自分たちのプレーを40分間出し切っていきたいです」
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