マッツ・フンメルス BVB退団を発表

ボルシア・ドルトムント
チーム・協会

ボルシア・ドルトムント(BVB)のセンターバックとして、13年の長きにわたりクラブの成功を支えてきたマッツ・フンメルスが、BVBの退団を発表した。BVBのスポーツ・マネージング・ディレクターを務めるラース・リッケン、スポーティング・ディレクターのセバスティアン・ケール、そしてフンメルスの3者による話し合いにより、今回の決断に至っている。フンメルスの退団に際し、3名それぞれのコメントを紹介する。

【BVB】

マッツ・フンメルス
「ボルシア・ドルトムントのファンの皆さんへ。13年にも及ぶブラック&イエローで過ごした時間も終わりに近づいています。こんなにも長い期間、BVBでプレーしたことはかけがえなのない名誉であり、喜びでもあります。2008年1月にここへ来た時はリーグ13位。そこから今日のポジションまで、僕のチャレンジの旅はずっと続いていました。このクラブとサポーターの皆さんは特別です。僕にとっては、"特別"以上の存在。それからBVBスタッフ全員にも感謝しています。クラブのために全力で働き、なにより僕と一緒にプレーしてくれたコーチやチームメイトひとりひとりが、本当に素晴らしい人たちばかりでした。ボルジクプラッツで行われるセレブレーションで、早く皆さんと再会できることを期待しています。その時まで、遠くからクラブのことを応援しています。スタジアムにもたくさん足を運べるといいな。みなさんに会えなくて寂しくなりそうです」

ラース・リッケン(BVBスポーツ・マネージング・ディレクター):
「マッツはこの15年間、ボルシア・ドルトムントを牽引してくれました。多くのトロフィーを獲得し、2014年のワールドカップ優勝は、彼の特筆すべき成功のひとつでしょう。マッツのセンターバックとしてのプレーは、昔も今も傑出しており、足のアウトサイドでボールを弾く彼の才能を、全ての世代のプレーヤーが手に入れたいと思っているはずです。今回の決断を下すことは、もちろん関係者にとって決して簡単なことではありません。マッツは永遠にBVBの歴史の一部として輝き続けることでしょう。私たちは彼にたくさん感謝していますし、彼もまた他にはないこのクラブに対して感謝の気持ちでいっぱいのようです。彼の今後の活躍を心から祈っております」

セバスティアン・ケール(BVBスポーティング・ディレクター)
「マッツ・フンメルスという、サッカー界では非常に稀有で、大変に優れたパーソナリティをもつプレーヤーを私たちが失うことは間違いありません。マッツは、そのキャリアを通じてボルシア・ドルトムントに大きな影響を与えただけでなく、センターバックというポジションにおいて、世界で求められる技術をまったく新しいレベルに押し上げたプレーヤーでもあります。マッツは私たちと多くのトロフィーを獲得し、クラブ史上初の2冠を達成しました。それだけでなく、マッツは自分にも周囲にも常にベストを求め、サッカーにとても真っ直ぐな選手です。彼の情熱、勝利への渇望、そして他にはない素晴らしい彼の人間性に感謝したいです。BVBのスタッフは皆、マッツの今後のキャリアでもプライベートでも成功を祈っています。私個人としては、彼を長きにわたって何度も高く評価していますし、彼とは強い絆で結ばれていると信じています」
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著者プロフィール

ボルシア・ドルトムント(通称:BVB)は、1909年12月19日に誕生し110年以上の歴史を持つドイツのサッカークラブです。ドイツのノルトライン=ヴェストファーレン州・ドルトムントに本拠地を置き、ドイツリーグ1部(サッカー・ブンデスリーガ)に所属しています。ドイツリーグ8回、DFBポカール(カップ戦)3回、DFLスーパーカップ4回、UEFAチャンピオンズリーグ1回、UEFAカップウィナーズカップ1回、インターコンチネンタルカップ1回というタイトルを保持するドイツ屈指の名門チームです。

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