【試合結果】JR東日本カップ2024 第98回関東大学サッカーリーグ戦・2部リーグ第9節
6試合中3試合が引き分けも首位は慶應義塾大学がキープ。山梨学院大学は3連敗で7位に大きく後退!
『「アミノバイタル®」カップ2024 第13回関東大学サッカートーナメント大会』による中断直前の試合は、6試合中3試合が1-1のドロー決着になるという結果に。中断期間を前に、2部リーグはますます混戦状態となってきた。
最初の"ドロー決着"は、前節で2位の日本体育大学との"首位攻防戦"でも痛み分けに終わった首位・慶應義塾大学。9位・産業能率大学との対戦は、立ち上がりからホームの産能大がアグレッシブに攻撃を仕掛け、前半終了間際に産能大・杉山佳宏がエンドラインギリギリで折り返したボールを松山碧が突き刺して先制する。後半も産能大が優位に試合を進めるが、慶大も後半から出場の立石宗悟が起点となり、少しずつチャンスを作り、75分に茅野優希がゴールを決めて同点に。しかし、両チームその後は追加点なく1-1で終了となった。3位の早稲田大学も前半に先制点を挙げたものの、後半にハンドの判定を受け神奈川大学にペナルティーキックを献上。これを決められて引き分けに終わった。また8位の立正大学も11位の拓殖大学に追いつかれて勝ち越しならず。
首位と3位が引き分けたことで、首位と同じ勝点17の2位・日体大に首位奪還のチャンスが訪れる。しかし、6位・順天堂大学と対戦した日体大は58分に順大に先制点を許すと、そのまま同点に追いつくことなく1-0で試合終了。今季2敗目を喫した。
この結果、勝点1を重ねた慶大が単独首位に。2位は日体大、そして3位には勝点1差を縮めた早大と、上位3位は順位が変わらないままとなった。
順位を上げたのは6位の順大と8位の法政大学、そして10位の立教大学だ。順大は2位の日体大に1-0で勝利し、3位・早大と同じ勝点14で並ぶ4位に。そして法大は最下位の城西大学相手に、前半の20分弱だけでゴールを重ねて3点を先取。終盤に城西大に1点を許したものの3-1で快勝し、3連勝で6位に浮上した。また、一時は最下位に沈んでいた立教大学も山梨学院大学に3-1と快勝。降格圏から脱し9位へと順位を上げた。一方、序盤は首位を快走していた山学大は3連敗でついに7位に転落。首位に勝点5差を空けられる厳しい状況に追い込まれた。
中断前の第9節で引き分けが多発したことで、2位は3位以下10位までが勝点1差内で連なる混戦模様となった。首位と2位も勝点1差、また2位と3位も勝点2差と、上位グループも安泰とはいえない状況だ。『「アミノバイタル®」カップ2024 第13回関東大学サッカートーナメント大会』終了後に行われる第10節は、約1ヶ月後の7月14日(日)に全6試合が行われる。勝点15で並ぶ3位・早大と4位・順大の直接対決などの上位対決もあり、上位グループが大きく変動する可能性も。約2週間にわたる『「アミノバイタル®」カップ2024』の勢いを、リーグ戦に反映することができるのか。それとも不調を修正しきれないまま再開を迎えるのか。1ヶ月後の12チームの様相を楽しみにしたい。
■全試合結果と得点者
法政大 3(3-0)1 城西大
得点者)【法大】中川敦瑛、洪怜鎭、青木俊輔【城西大】吉川元輝
立正大 1(0-0)1 拓殖大
得点者)【立正大】多田圭佑【拓大】岡本岳
早稲田大 1(1-0)1 神奈川大
得点者)【早大】本保奏希【神大】田畑麟
産業能率大 1(1-0)1 慶應義塾大
得点者)【産能大】松山碧【慶大】茅野優希
順天堂大 1(0-0)0 日本体育大
得点者)【順大】三輪椋平
立教大 3(2-0)1 山梨学院大
得点者)【立教大】庄司朗×2、嵯峨康太【山学大】吉長由翔
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