東北楽天が球団創設20周年の節目に交流戦初優勝! 鷹とのデッドヒート制す

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◇東北楽天対広島 「日本生命セ・パ交流戦2024」第3回戦(16日・楽天モバイルパーク宮城)

 東北楽天が球団史上初の交流戦優勝を果たした。

 東北楽天は、試合前時点で17試合12勝5敗、勝率.706の1位タイ。迎えた交流戦最終戦は、2回裏に2度の敵失策で3点を先制すると、3回裏には鈴木大地選手の1号2ランで一時5点リードを奪う。終盤に3点を失うが、リードを保ち、5対3で勝利。同率1位だった福岡ソフトバンクが敗れたため、単独首位となり、交流戦初優勝を果たした。

 球団創設20周年の節目に悲願の初優勝となった東北楽天。13勝のうち、6試合で逆転勝利と粘り強さが光った。5月31日の東京ヤクルト戦、6月11日の巨人戦ではいずれも最終9回裏に3得点を奪い、サヨナラ勝利を飾っている。

 藤井聖投手が3登板すべてで勝利投手となり、交流戦での勝利数は阪神・才木浩人投手と並んでトップ。次いで渡辺翔太投手が2勝を挙げている。打線は小郷裕哉選手が北海道日本ハム・水谷瞬選手、福岡ソフトバンク・近藤健介選手と並んで1位の13打点を記録(16日・試合前時点)。5日の阪神戦では、1点ビハインドで迎えた9回表に起死回生の3号2ランを放ち、勝利に導いた。また、フランコ選手、村林一輝選手は2本塁打をマークしている。

文・西嶋葵
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