【BOATRACE】歴史に刻まれるワンシーン! 23歳・定松勇樹が迫力満点のSG初V 多摩川オールスター

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 ボートレース多摩川では26日に今年のSG第2弾、ファン投票で選ばれた選手による「SG第51回ボートレースオールスター」の最終日が開催され、12Rで優勝戦(優勝賞金4200万円)が争われた。

 23歳のニュースター誕生なるか、予選トップからの堂々たる航跡でファイナル絶好枠をつかんだ定松勇樹(福岡出身・佐賀支部23歳)【写真4枚】が注目を浴びた優勝戦は、1枠から定松、宮地元輝、馬場貴也、森高一真、瓜生正義、毒島誠というメンバー。気温23度、左横風6メートルの水面状況。進入は誰も動きを見せず、枠なりの3対3。スタートは1コースから順に12、11、15、14、13、12と好タイミングでほぼ横一線。スリット後に出ていく艇は見えず、1マークは定松がしっかりと自分の足場を築いてハンドルを入れると、美しく迫力満点な軌道を描いてのイン旋回。中・外の攻めを一切寄せつけず、ぶっちぎりで逃げ切った。

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 後続は、つけ回った馬場が2マークで内を突いてきた森高を差し交わして2着。森高も道中接近してきた毒島を振り切り3着を確保した。3連単は1-3-4で1530円。6番人気での決着。

 2019年11月にデビューした定松は前走地のびわこをはじめ、一般戦では9回の優勝経験があったが、SGは今節がまだ3回目の出場。初のSG予選突破をなんと得点率トップで成し遂げた。その勢いのまま、見事にSG初優出、初優勝の偉業まで達成。峰竜太門下の佐賀の若武者は、23歳0カ月と歴代4位でのSG年少優勝を飾ってみせた。2000年代生まれ(定松は2001年5月2日生まれ)、そして登録番号5000番台ではともに初のSGウイナー誕生となった。

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 ピットに帰ってきた定松は「本当にホッとしています。(レース前に)先輩方が温かく声をかけてくださって、絶対優勝したいという気持ちが強かったです。ずっと夢見ていたのがSGの舞台で、そこで優勝したいという気持ちがあって選手になろうと思ったんですが…。そのチャンスが巡ってきて、夢みたいというか、絶対勝ちたいという気持ちがあふれ出そうでした。無事優勝することができました。これもファンの皆様の投票のおかげだと思います。これからも自分なりに、ファンの皆さんの応援に応えられるように頑張りたいです」と、重圧から解放され、まさに言葉どおり夢見心地のようだった。

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 インタビュー後は師匠・峰竜太と熱い抱擁を交わし、ウイニングランの船上では男泣きの姿で、水面際に詰めかけたファンの声援に手を振っていた。SG初Vの水神祭では先輩たちに水面に投げ込まれ、峰も一緒に飛び込んでいた。

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 定松は優勝賞金4200万円を手にしたことで、今年の獲得賞金を6030万5000円として、毒島誠に続く賞金ランキング2位まで浮上。夢のグランプリ(住之江)出場へ、限りなく近づいた言える状況となった。今後の定松は、5月30日からの「G1戸田プリムローズ開設68周年記念」、続いて6月15日からは地元唐津での「G3第11回ウエスタンヤング」へと出場予定。令和のシンデレラボーイが、このあとどのような栄光の階段を駆け上がっていくのか、見守っていきたい。歴史の1ページになったかもしれないオールスターだった。

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