【試合結果】JR東日本カップ2024 第98回関東大学サッカーリーグ戦・1部リーグ第6節
桐蔭横浜大学が2連勝で降格圏から6位に浮上!中央大学も3連勝で3位に
【©桐蔭横浜大学サッカー部】
2連勝で波に乗る桐蔭横浜大学。上位グループ入りなるか 【©桐蔭横浜大学サッカー部】
同じく、序盤はなかなか勝てず下位にくすぶっていた中央大学も、粘り強い戦いぶりで順位をじりじりと上げている。今節は最下位の関東学院大学に苦戦し、両チームともゴールを割れないまま試合終盤へ。しかし90分、中大は右サイドの突破からチャンスを作ると家坂葉光の左からのクロスに新鉄兵が頭で合わせて先制。4分後にも関東大のオウンゴールを誘い追加点を挙げる。その1分後には関東大も岡田泰輝がミドルシュートを決めて1点を返すが反撃はここまで。アディショナルタイムに2点を先取した中大が3連勝を収め、暫定ながら3位に順位を上げた。
アディショナルタイムにスコアが動く、劇的な試合で3連勝を挙げた中央大学 【©中央大学学友会サッカー部】
その中大と同勝点で2位に浮上したのが東京国際大学だ。今節はなかなか2勝目が挙げられず、降格圏内に沈む11位・東海大学と対戦。東国大は立ち上がりから古澤ナベル慈宇の突破を中心に積極的に攻撃を仕掛ける。すると8分、その古澤と止めようとした東海大のプレーが得点機会阻止とジャッジされ、佐野和希が退場に。東海大は残り80分以上を10人で戦う厳しい状況に追い込まれた。それでも東海大は粘り強い守備で東国大にゴールを許さない。優位な立場ながらも決めきれない東国大は、後半の頭から一気に3人の選手をピッチに送り出して攻撃のギアを上げる。すると57分、東国大はコーナーキックの流れから橋辺海智がこぼれ球を蹴り込んで先制。対する東海大は、GK笠原駿が脳震盪で交代を余儀なくされるなどのトラブルもあり、反撃らしい反撃ができないまま0-1で試合終了。東国大が2連勝を収めた。
今節は辛勝ながらも着実に上位をキープしている東京国際大 【©JUFA】
8位の東洋大学と9位の駒澤大学の直接対決は、東洋大が駒大の倍以上のシュートを放ちながらも決めきれずスコアレスドローでタイムアップ。ともにひとつずつ順位を落とす結果となった。
明大、筑波大、日本大学、流通経済大学の試合が延期となっているため、暫定順位となるが、それでも前節、2位以下に勝点5差をつけた明大の首位を揺るがない。筑波大は2位から4位に後退したものの、延期試合に勝利すれば東国大、中大を上回ることができる。はたしてこの“暫定順位"が次節以降にどのような影響を与えるのか。第7節では首位・明大と3位・中大が対決。天皇杯1回戦では筑波大に敗れた明大だが、リーグ戦では無敗のまま。このまま首位を独走するのか、それとも3連勝の中大が待ったをかけるのか。次節、第7節は6月1日(土)に全6試合が行われる。
※表示スコアはホーム対アウェーのスコアで表示。
(文・飯嶋玲子)
【©JUFA】
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■全試合結果と得点者
東洋大 0(0-0)0 駒大
東海大 0(0-0)1 東国大
得点者)【東国大】橋辺
国士大 1(0-2)3 桐蔭大
得点者)【国士大】東川【桐蔭大】池田、渡邊、落合
中大 2(0-0)1 関東大
得点者)【中大】新、オウンゴール【関東大】岡田
※筑波大学、明治大学が天皇杯1回戦出場のため「日大vs明大」「筑波大vs流経大」の2試合は延期(延期日程は未定)
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