【ガンバ大阪】FC東京に勝って再加速へ。相手の攻撃力を封じながら、今のガンバの強みを見せつける
昨季は好ゲームと勝てない試合の波が激しかったガンバだが、先手を取られ苦しい展開だった川崎F戦も「全体的に1点取られても慌てなかったし、90分を通じて試合を見ている。精神的に皆が強くなっている」(福岡)。セットプレー2発で試合をひっくり返したこともその現れだ。
過密日程を乗り切り、4位に浮上したガンバだがチームのスタンスは一戦必勝。アウェイ2連戦の皮切りとなるFC東京戦に向けて、チームは照準を合わせている。
一週間のインターバルを挟み、コンディション的にも攻守の上積みも図ってきたガンバだが今の課題は明確だ。「守備は今噛み合っている。後は攻撃をどれだけ噛み合わせられるか」(宇佐美)。
「中盤を支配して、数的有利を生かしていくことがポイント。そこで相手にダメージを与えたい。一言でポイントを言うと、自分たちがボールを持つことが大事になる」とポヤトス監督は話す。
相手のビルドアップを制限し、受け身に回らないことが不可欠になるが、今のFC東京に対しては確実なつけ込みどころも存在する。
今季リーグ最多得点を誇る一方で、リーグで5番目に失点が多いFC東京に対しては、ガンバの武器でもある鋭いカウンターも武器になる。
「相手は攻撃を打ち出している分、それだけ後ろにリスクはある。奪ってから速くというのはいつも以上に活きてくる」と宇佐美が話すように、川崎F戦で逆転のCKを得た場面のようにウェルトンや山下らを活かした高速カウンターでチャンスを作りたい。
昨季のアウェイ戦でも得点を許したウインガーの俵積田だけでなく、U-23アジアカップの優勝に貢献したチーム得点王の荒木や、松木ら若い力にも警戒が必要となる。
守備の堅さを保ちながらもしたたかに、そして鋭く相手ゴールをこじ開ける。難敵相手からの勝点3で、ガンバの勢いを加速させたい。
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