ラ・レアルELへ、ソルロート驚愕４発：ラリーガ・ニュース
先週末に行われたラリーガ EA SPORTS 第３７節にて、来季のヨーロッパ行きを巡る争いが決着した。同節の注目カード、７位ベティスと６位レアル・ソシエダによる直接対決は後者が２ー０で勝利。最終節を前に６位の座とヨーロッパリーグ出場権獲得を決めた。敗れたベティスもビジャレアルの引き分けにより７位が確定し、来季のカンファレンスリーグ出場が決まっている。
ラリーガ EA SPORTS 第３７節では残留争いも終戦した。１８位カディスは第３５、３６節で２連勝を挙げ逆転残留の望みをつないでいたが、再び勝利が必要だったラスパルマスとのホームゲームは０ー０のまま終了。同じアンダルシア勢のアルメリア、グラナダと共に、来季はラリーガ HYPERMOTION で戦うことになった。
バルセロナはホーム最終戦となった第３７節ラージョ・バジェカーノ戦に３ー０快勝。最終節を残して３位ジローナとの勝ち点４差を保ち、２位を確定させた。来季はリーグ王者レアル・マドリー、コパデルレイ王者アスレティック・クルブ、同準優勝のマジョルカと共にスーペルコパ・デ・エスパーニャに出場する。
混戦極めるトロフェオ・ピチチ争いは、最終節を前に新たな主役が登場した。今季初めてトップに立ったのはビジャレアルのアレクサンダー・ソルロート。第３７節レアル・マドリー戦でチームの全４ゴールを挙げ、４ー４の撃ち合いを繰り広げた一戦の主役に。同節１ゴールを加えたジローナのアルテム・ドフビクを２ゴール上回り、通算２３ゴールとした。
シーズン最少失点GKに与えられるトロフェオ・サモラを巡る争いも、最終節までもつれ込む混戦となっている。候補は３人。１試合平均０.９４失点で現在首位のアスレティック・クルブのウナイ・シモンに加え、同０.９６で追うバルセロナのマルク＝アンドレ・テアシュテーゲン、同０.９７のレアル・ソシエダの守護神アレックス・レミロにも逆転の可能性が残されている。
アスレティック・クルブを長年支えてきた２人のレジェンド、ラウール・ガルシアとイケル・ムニアインが本拠地サンマメスで最後の勇姿を見せた。今季のホーム最終戦となった第３７節セビージャ戦にて、２人は共に先発出場。１７分には今季限りで引退するラウールが先制点、１９分には退団が決まっているムニアインが追加点を挙げ、２ー０の勝利で有終の美を飾った。
ベティスに移籍した今季を通し、全盛期の輝きを取り戻していたイスコ・アラルコンが不運なアクシデントに見舞われた。第３６節ラスパルマス戦の前半に左足を痛めて交代していた彼は、その後腓骨を骨折していることが判明。数年ぶりの代表復帰が期待されていたEURO２０２４への出場も不可能となり、来季の開幕を目指して回復に専念することになった。
セビージャは５月１８日、今季限りで退任することでキケ・サンチェス・フローレス監督と合意したと発表した。今季のセビージャは低迷を極め、２度の監督解任を経て昨年１２月にキケ監督を招聘。同監督の指揮下で徐々に調子を上げ、残留争いから抜け出し中位でシーズン終盤を迎えた。来季は新監督の下、新たなチーム作りに着手することになる。
セビージャのレジェンド、ヘスス・ナバスを巡る騒動が一転してハッピーエンドを迎えた。３８歳の大ベテランは先日、契約満了を迎える今季終了時の退団を発表したが、その後ホセ・マリア・デルニド会長が会見を開いて「誤解があった」と説明。すぐさま契約更新を打診し、今年の１２月末までプレーを継続すること、その後は引退してクラブのフロントで働くことが決まった。
第３７節終了時点で大方の順位が確定したため、２０２３／２４シーズンのラリーガ EA SPORTS 最終節は全試合同時キックオフではなく、日時をずらして開催されることになった。第３８節は５月２４日（金）にジローナ対グラナダ、２５日（土）に５試合、２６日（日）に４試合が行われ、日曜の現地時間２１時にキックオフを迎えるセビージャ対バルセロナで幕を閉じる。
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