今試合前にすでにプレミアリーグ4位を決定づけ、UCL出場権を獲得したアストン・ヴィラ。最終節、アウェイのクリスタル・パレス戦のチーム選出では大量ローテーション。チェンバースがリーグ初先発を果たし、ドウグラス・ルイスとともに中盤の役割を担った。そして、ティーレマンスとベイリーが欠場しており、マルティネスの代わりにオルセンがGKを務めた。

試合開始9分、先に得点したのはホームのクリスタル・パレス。マイケル・オリセがマテタの進路にボールを滑り込ませると、彼はラングレを振り切り、オルセンを越えてフィニッシュを決めた。

先制されたヴィラだったが、17分にコーナーキックのチャンス。オリー・ワトキンスがフリーでヘディングシュートを放つが、マーク・グエーイにあっさりとクリアされてしまう。

試合がハーフタイムに近づくにつれ、両者激しさを増してゆく中、39分。再びマテタに豪快なシュートで2点目を決められる。

前半終了の時点でヴィラにはいくつかチャンスがあったものの、ゴールを決めるには至らなかった。

後半がスタートしたが、クリスタル・パレスの勢いを止めることができない。54分、どこからともなく現れたエゼが右サイドからボックス内へカットイン。そしてオルセンが飛び込む間もなく、ゴール左下隅に強烈なシュートを放たれ、ホームチームに3点目を追加される。

そして、63分。ヘンダーソンのロングパスをエゼが回収し、一気に前線へ運ばれる。その後ボックスに向かってランニングしたマテタにパスを通されると、彼はディニュをかわして、フィニッシュを決める。

69分、エゼが中央から前線へボールを進めると、ペナルティエリア端にいたマテタにスルーパス。受けたボールをマテタはヒールで素早く戻し、エゼの低い弾道のシュートで5点目を入れられてしまう。

クリスタル・パレスに5得点を決められたヴィラは、ケリーマンやケスラー=ヘイデン、マンローらを投入するも、1点も返すことができずに試合終了。プレミアリーグ最終節は、厳しいフィニッシュとなった。