【ラグビー/NTTリーグワン】下馬評を覆すのはリーグ屈指のバックスリー。 暑い秩父宮をアタッキングラグビーで熱くさせる<東京サントリーサンゴリアス>
東京サントリーサンゴリアス 堀越選手 【©ジャパンラグビーリーグワン】
今季は第2節と第15節で対戦し、2戦2敗と分が悪い東京SG。そんな状況だからこそ、キャプテンの堀越康介も「大方の(勝利)予想はBL東京さんだと思うので、全部ひっくり返す気持ちでやるだけ。もうワクワクしかないですね」と吹っ切れた表情で語る。
東京サントリーサンゴリアス 尾﨑晟也選手(左) チェスリン・コルビ選手(中央) 松島幸太朗選手(右) 【©ジャパンラグビーリーグワン】
11番・左ウイングには、第12節以降けがで欠場していたラグビーワールドカップ2023フランス大会で南アフリカ代表として出場したチェスリン・コルビが満を持して復帰。14番・右ウイングには、リーグ2位タイの14トライに加え、今季の『ベストラインブレイカー賞』に輝いた尾﨑晟也が陣取り、最後方で目を光らせるのは15番・フルバックの松島幸太朗だ。このバックスリーのランとキックスキルがハマれば、どんな相手にも脅威となる。
また、彼らの役目は攻撃のみにあらず。尾﨑晟也はBL東京のキーマン、リッチー・モウンガのキックパスを警戒し、「パスが来そうなところをどれだけケアできるか。イヤなポジショニングをしてプレッシャーを掛けていきたい」と攻守で走り続けることを誓う。
東京SGが最後に優勝したのはトップリーグ時代の2017-2018シーズン。当時、MVPを受賞して優勝に貢献した松島は、最後に勝つための心構えをこう語る。
「強いサンゴリアスを見せるためにも、『サンゴリアス・プライド』をもう1回打ち出していきたい。自分たちがやることがクリアになれば、強いラグビーができることを証明できるはず」
試合当日は暑くなる予報だが、「僕たちの走るラグビーは暑いほうが相手はイヤなはず。“サンゴリアス日和”になって欲しい」と堀越キャプテン。激戦必至の準決勝、秩父宮ラグビー場は暑く熱く盛り上がるはずだ。
(オグマナオト)
- 前へ
- 1
- 次へ
1/1ページ