プレミアリーグ優勝を狙うマンチェスター・シティは、15日、アウェイでトッテナムと戦った。勝ち点3を取らなければ、順位は2位に留まり、主導権をアーセナルに返して最終日を迎えることになるので、マンチェスター・シティは絶対に勝利したい一戦。だが、アウェイの過去直近4回のトッテナム戦でペップ率いるチームは、得点することができておらず、厳しい戦いになることが予想されていた。

4-0で圧勝したフラム戦から唯一の変更点として、ウォーカーが先発入りしてアケがベンチに入った。また病気から回復したグリーリッシュがベンチ入りした。

最初にチャンスを作ったのは、トッテナム。6分、ホイビュルクの見事なプレーの切り替えからカウンター。ジョンソンが右サイドのスペースを駆け上がり、中のベンタンクールにパスを出した。そのウルグアイ人選手のボックス内すぐから強烈なシュートを放たれるが、エデルソンがボールを枠外に押し出し、ゴールを守った。

今度はシティの攻撃。39分、ウォーカーのファーポストへのクロスが土曜日のフラム戦で2得点したグヴァルディオルに届き、ボレーシュートを放つ。だが、角度のない場所からのキックはわずかにゴール上に逸れていった。

トッテナムとスコアレスのまま前半終了したマンチェスター・シティは、選手を入れ替えることなく後半へ。

試合が動いたのは、51分。フォーデンのクロスはトッテナムに防がれたが、リバウンドを左サイドのベルナルドが回収。デ・ブライネとのプレーで、ゴールライン際からのカットバックでボックス内に低いクロスを供給し、それを逆サイドにいたハーランドが押し込んだ。

先制したマンチェスター・シティがその後もボールを保持しながら試合を展開。

試合終了間際の90分。フォーデンの素晴らしいワイドパスからドクがペナルティエリアに侵入すると、ポロと交錯し、PKを獲得。エースのハーランドが自信を持ってボールを蹴り、逆方向に飛び込んだビカリオの右上隅にボールを突き刺した。

2-0のまま試合終了。延期試合を消化し、単独トップに躍り出たマンチェスター・シティは、20日にウェストハムとのプレミアリーグ最終戦に挑む。