浦項（ポハン）スティーラーズのチョン・ジェヒが、Kリーグ1第10節MVPに選ばれた。

チョン・ジェヒは5月1日、春川松岩（チュンチョン・ソンアム）スポーツタウンで行われた江原（カンウォン）FC戦でハットトリックを記録し、チームを4-2の勝利に導いた。

チョン・ジェヒは前半33分、味方のクロスがポストに当たった跳ね返りに反応し、ペナルティエリア内で冷静に左足を振り抜き先制点を決めた。

後半7分には、ドリブル突破から相手DFのマークが甘くなった隙を狙ってシュートを放ち、自身2点目をマーク。後半17分には再びドリブルでペナルティエリア手前までボールを運ぶと、最後はゴール左隅を突くミドルシュートを突き刺し、プロ入り後初のハットトリックを達成した。

ベストマッチも江原対浦項の試合が選ばれた。

同日の試合は前半33分、後半7分、後半17分にチョン・ジェヒが得点し、浦項が3点リードを得るも、江原も後半30分にヤン・ミンヒョク、後半38分にチョン・ハンミンがゴールを決め1点差に迫った。

ただ、最後は後半45分、浦項のイ・ホジェがダメ押しのチーム４点目を決め、熾烈な乱打戦は浦項の勝利で幕を閉じた。

ベストチームは光州（クァンジュ）FCだ。

光州は5月1日、済州（チェジュ）ワールドカップ競技場で行われた済州ユナイテッド戦で、オム・チソンとイ・ヒギュンの得点、相手のオウンゴールによる３得点で3-1と勝利した。

光州は同日の勝利で6連敗を断ち切り、最下位脱出に成功した。

なお、ベストイレブンには仁川（インチョン）ユナイテッドからステファン・ムゴシャ、蔚山（ウルサン）HD FCからイ・ミョンジェなども選ばれた。

―MVP

チョン・ジェヒ（浦項スティーラーズ）

―ベストイレブン

FW：ジェルソ・フェルナンデス（仁川ユナイテッド）、ステファン・ムゴシャ（仁川ユナイテッド）

MF：オム・チソン（光州FC）、チョン・ホヨン（光州FC）、キ・ソンヨン（FCソウル）、チョン・ジェヒ（浦項スティーラーズ）

DF：イ・ミョンジェ（蔚山HD FC）、ハリソン・デルブリッジ（仁川ユナイテッド）、イム・ジョンウン（蔚山HD FC）、ソル・ヨンウ（蔚山HD FC）

GK：ペク・ジョンボム（FCソウル）

―ベストチーム

光州FC

―ベストマッチ

江原FC 2-4 浦項スティーラーズ

【文＝ピッチコミュニケーションズ】