【神戸スティーラーズ NTTリーグワン2023-24第16節に向けて】 敵地でのラストゲーム。神戸ラグビーの集大成を発揮し勝利を掴め

チーム・協会

今シーズン最後の全体練習を終え、灘浜グラウンドにて集合写真を撮影。みんなの笑顔が弾けた。 【コベルコ神戸スティーラーズ】

12月9日に幕を開けたNTTジャパンラグビー リーグワン2023-24も残り1試合となった。プレーオフ進出という目標は達成することができなかったが、「誰も試合を諦めていない」と共同キャプテンのLOレタリックは力を込め、自分たちの神戸ラグビーを信じて、グラウンドでそれをやり切りたいと話していた。その言葉通り、今シーズン最後のホストゲームとなった前節の静岡ブルーレヴズ戦は、全員がそれぞれの役割を全うし、神戸ラグビーを体現。9トライを上げて63-19で快勝し、PR山下(裕)のTL/LOリーグ戦最多出場タイ記録を勝利で祝った。敵地で行われる最終節の相手は、現在15位で入れ替え戦に回ることが決まっている三重ホンダヒートだ。三重Hのこれまでの成績は、1勝14敗。しかし、ラグビーワールドカップ2023フランス大会で足を負傷し長期離脱していたアルゼンチン代表のNO8パブロ・マテーラの復帰戦となった第14節では、2位の東芝ブレイブルーパス東京を後半30分までリード。終盤トライとPGで逆転されるも7-8と1点差に追い詰めた。神戸Sは三重Hと対戦した第1節では80点を取って大勝したが、気持ちを引き締めてラストゲームに臨み、来シーズンにつながる勝利でフィニッシュしたい。(取材日:2024年5月2日)

今シーズン、これまでのラグビー人生で初めてキャプテンを務めたWTB山下(楽)。共同キャプテンのレタリックとともに今節もチームを牽引する。 【コベルコ神戸スティーラーズ】

WTB山下 楽平(共同キャプテン)
入りの部分が悪く相手に勢いに乗らせてしまったクボタスピアーズ船橋・東京ベイ戦の反省から、前節静岡ブルーレヴズ戦ではキックオフからスピーディなラグビーを展開し自分たちのペースに持ち込むことができました。前半から多くのチャンスを作って28-0とリードして折り返し、後半から入ったメンバーがさらにテンポアップし、神戸ラグビーが体現できた一戦です。今シーズンを通して反省点は、前節のような自分たちのラグビーができている試合もありましたが、それをすべての試合でコンスタントに出せなかったことが挙げられます。僕たちがどんなラグビーをしたいのか。見ているSteel Matesには伝わったと思いますが、トップ4に入るには、どの試合でも同じような神戸ラグビーをすることや1つ1つのプレーの精度をもっと上げなくてはいけないと思います。今節は、今シーズン最後の試合ですので、自分たちが目指していた神戸ラグビーを80分間グラウンドで精度高く体現して、良い形で締めくくりたい。個人としては、前節に続いてリザーブですので、グラウンドに出た瞬間からチームにエナジーを与えるようなプレーやポジティブな声掛けをして、勝利に貢献できるようします!

今シーズン限りで退団するアーディ・サベアに代わり、今節NO8に入ったのは、南アフリカ出身の若きバックロー。持ち味であるジャッカルでピンチを救い、激しいキャリーでチームを前に押し出す。 【コベルコ神戸スティーラーズ】

NO8ヴィリー・ポトヒエッター
初めての先発出場ということで、早く試合がしたくてウズウズしています。前回、試合に出たのは第11節花園近鉄ライナーズ戦です。あの試合は、後半17分からグラウンドに入りましたが、チームに勢いがあり、その流れに乗って自分も良いパフォーマンスを発揮することができました。今シーズンは同じポジションにアーディ・サベアという世界No.1のバックローが加わり、彼からジャッカルについて事細かく教えてもらって、もともとジャッカルは得意でしたが、これまで以上に良くなったと思いますし、そのほかの面においてもアーディと一緒にトレーニングを積むことで多くの学びがありました。そのすべてを今節、出し切りたい!対戦する三重Hは、現在15位と下位にいますが、FWが強いチームなので、覚悟を持って臨まないといけません。特にトイ面となるパブロ・マテーラは世界トップクラスの選手です。経験豊富なバックローに全力でチャレンジして、相手を上回るパフォーマンスを発揮したいと思います。

高校時代に三冠を達成し、早稲田大学では1年から活躍したスーパールーキーがついにメンバー入り。FB、SOでプレーすることが多かったが、WTBでもプレーしてみたいと話す。 【コベルコ神戸スティーラーズ】

FB伊藤 大祐
1月に合流してから、改めてプレー中のコミュニケーションの大切さを感じ、スキルの部分でもブリン・ガットランドをはじめ先輩たちのプレーから多くのことを学び、成長を感じています。また、体重も増やして、リーグワンのレベルに対応できるよう準備してきました。今シーズン、最後の試合になりますが、チームに入団して以来、取り組んできたことをしっかりやり切りたいと思います。持ち味はラン、パス、キックを使ってチャンスメイクするところです。途中出場になりますが、グラウンドに入ったら、与えられた役割を全うして、その上で自分の強みを出してチームに勢いを与えたいと思います。勝利に貢献できるよう頑張りますので、応援よろしくお願いします!
5月4日(土)12:10KICK OFF NTTリーグワン2023-24第16節
今シーズン最終戦
場所:三重交通Gスポーツの杜 鈴鹿 サッカー・ラグビー場
■三重H戦登録メンバー
1髙尾 時流
2松岡 賢太
3具 智元
4小瀧 尚弘
5ブロディ・レタリック(共同キャプテン)※ゲームキャプテン
6ワイサケ・ララトゥブア
7今村 陽良
8ヴィリー・ポトヒエッター
9日和佐 篤
10ブリン・ガットランド
11松永 貫汰
12ナニ・ラウマペ
13ラファエレ ティモシー
14濱野 隼大
15李 承信
16北出 卓也
17山本 幸輝
18山下 裕史
19サウマキ アマナキ
20ティエナン・コストリー
21小畑 健太郎
22山下 楽平(共同キャプテン)
23 伊藤 大祐

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著者プロフィール

兵庫県神戸市をホストエリアとして、日本最高峰リーグ「NTTジャパンラグビー リーグワン」に参戦しているラグビーチーム「コベルコ神戸スティーラーズ」。チームビジョンは『SMILE TOGETHER 笑顔あふれる未来をともに』、チームミッションは『クリエイティブラグビーで、心に炎を。』。 ホストエリア・神戸市とは2021年より事業連携協定を締結。地元に根差した活動で、神戸から日本そして世界へ、笑顔の輪を広げていくべく、スポーツ教室、学校訪問事業、医療従事者への支援など、地域活性化へ向けた様々な取り組みを実施。また、ピッチの上では、どんな逆境にも不屈の精神で挑み続け、強くしなやかで自由なクリエイティブラグビーでファンを魅了することを志し、スタジアムから神戸市全体へ波及する、大きな感動を創りだす。 1928年創部。全国社会人大会 優勝9回、日本選手権 優勝10回、トップリーグ 優勝2回を誇る日本ラグビー界を代表するチーム。

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