<国内男子ゴルフ>和合で凱旋。2週連続Vがかかる桂川有人は石川、杉浦と同組

日本ゴルフツアー機構 (JGTO)
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【凱旋ダーJGTOimages】

■連休は和合へ!「第64回 中日クラウンズ」5月2日ー5日 / 名古屋ゴルフ倶楽部 和合コース(愛知県)▼ 事前情報

桂川有人(かつらがわ・ゆうと)は、予選ラウンド2日を、かつて和合でギネス記録の「58」を達成した石川遼と、昨年のダンロップフェニックスで史上7人目のアマVを達成した杉浦悠太と同組。初日は7時20分にインの10番ホールから出ることに決まった。

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桂川は、愛知県の出身。

先週の共催「ISPS HANDA 欧州・日本どっちが勝つかトーナメント!」で史上6人目の日本勢Vを達成し、欧州・DPワールドツアーのシード権を獲得したが、すぐ今週の「ボルボチャイナオープン」に出ようにもビザが間に合わない。
余談だが、申請には祝休日をのぞいて少なくとも4営業日がかかるそうだ。

「できるだけ早く欧州へ」と急ぐ気持ちはひとまず置いて今週は、地元が誇る伝統の一戦で、2週連続優勝に挑むことになった。

清須市で生まれ、お母さん一人の手で育てられ、ゴルフはおじいさんに習った。

おじいさんは「アマでやってるくらいが楽しいぞ」と言ったそうだが、プロを目指すきっかけは、知人のつてを頼って実現した高校3年間のフィリピン留学から。

当時の仲間にPGAツアーで活躍するトム・キムがいる。
共にマニラのサウスウッズGCで練習し、年2回のペースで行われていたクラブ対抗戦でチームを組むたび勝利に貢献した。

「2人で勝ちまくっていました」という当地での成功体験が原点にある。

【トムキムと(撮影は2022年)】

「強い選手と戦いたい。PGAツアーには、小さい時からの憧れや夢がある」と、昨季は米二部「コーンフェリーツアー」に挑戦。
資格が得られる上位30人を目指したが、昇格には至らなかった。

「中途半端になりそうな感じがあって、モヤモヤな感じがあった。これって決めようと、今年は日本で集中していくことにした」と、いちからの再挑戦を誓った矢先の欧州初制覇だった。

快挙に間違いないが、先週の欧州ツアーは日本開催。
「正直なところ、今回は日本で、慣れているコースで優勝かな、という思いが少なからずある」と、桂川。

「海外優勝は、まだないのでそこを目指して。整い次第行きたいな、と思います」。
さらに大海を目指して旅立つ前に、地元に凱旋。

愛知から、世界へ。
今週は、地元ファンに背中を押される。
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