混戦の京滋大学野球連盟春季リーグ戦。初優勝を目指すびわこ成蹊スポーツ大学が正念場へ!

びわこ成蹊スポーツ大学
チーム・協会
 京都と滋賀の大学が所属する京滋大学野球連盟の春季リーグ戦の優勝争いが混戦となっている。昨秋優勝の王者佛教大学と昨春のリーグ戦を制した花園大学、そして初優勝を目指すびわこ成蹊スポーツ大学の三つ巴。びわこ成蹊スポーツ大学は、創部20年を越えた今、初優勝に向けた正念場を迎えている。

花園大学戦でホームランを放つ管原洸太捕手 【©びわこ成蹊スポーツ大学】

 4月に開幕した春季リーグ戦だが、4月27、28日に行われる佛教大学戦がびわこ成蹊スポーツ大学にとっては早くも最終戦となる短期決戦。京都先端科学大学との開幕戦では連敗スタートとなったが、その後は明治国際医療大学に2連勝すると、花園大学にも2連勝とチームの状態は好調だった。しかし、花園大学との試合中、主将の藤川駆嵐内野手が左肩を脱臼するアクシデント。不安を抱える中での大谷大学との試合では、先勝したものの2回戦で敗れ3回戦へ。3回戦では5-3と勝利したが、チームにとっては大きな1敗となった。さらに、この大谷大学との試合でもアクシデントが続いた。チームを支えてきたエース中井将太郎投手が右肩の違和感を訴え緊急降板。また、1番打者としてチームを牽引してきた辻英盟内野手は、死球を受け骨折のため戦列を離れた。チームの状況としては苦しい中で、今週末に最終戦となる佛教大学と優勝をかけた大一番を戦うこととなる。
 チームを指揮する山田秋親監督は「この時期に優勝が見える位置に入れるというのは、選手の頑張りだと思います。ケガ人が続出しているのも現実で、不安もありますが、『気合と根性』と選手たちには言っています。そんな無形の力を、勝利に結びつけたいです」と最終戦への想いを語る。

最速153キロ右腕の新川朝耶投手 【©びわこ成蹊スポーツ大学】

 ここまでの各大学の戦いは、びわこ成蹊スポーツ大学6勝3敗(勝ち点3)、花園大学4勝2敗(勝ち点2)、佛教大学6勝1敗(勝ち点3)。各大学の残り試合の1つの勝敗が大きく左右する混戦となっている。びわこ成蹊スポーツ大学の初優勝には佛教大学との最終戦を連勝するしかない。まさに「負けられない戦い」-。
 昨年の春と秋の優勝チームとの混戦を抜け出し、初優勝を掴み取れるのか。びわこ成蹊スポーツ大学の最終戦は佛教大学園部グラウンドで行われる。完全アウェーの中で、連勝を果たす底力を見せてくれる劇的な展開に期待したい。
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著者プロフィール

2003年に開学した我が国初で唯一の「スポーツ」を大学名に冠したパイオニアが、その役割を全うすべく、「スポーツに本気の大学」を目指し「新たな日本のスポーツ文化を創造する大学」として進化します。スポーツを「する」「みる」「ささえる」ことを、あらゆる方向から捉え、スポーツで人生を豊かに。そんなワクワクするようなスポーツの未来を創造していきます。

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