前走人気が明暗を分ける!? マイラーズCを分析する
【データ分析】
今走、前走ともに5番人気以内が優位
■表1 【今走および前走人気別成績】
芝1600m複勝率80%以上なら半数超が好走
■表2 【芝1600m実績別成績】
前走G2出走馬の半数が連対
■表3 【前走クラス別成績】
前走G3出走馬はタイム差0秒4以内が目安
■表4 【前走G3出走馬に関するデータ】
前走OP特別・リステッドならは中8週以上ほしい
■表5 【前走リステッド・OP特別出走馬に関するデータ】
【結論】
実績上位のセリフォスとソウルラッシュ
前走G3組は5頭いるが、そこで1~3番人気に推されていた馬が見当たらない。もうひとつの好走条件であるタイム差が0秒4以内だった馬には、エアロロノアとエエヤンの2頭がいる。好成績の前走G2組にはソーヴァリアントが該当。過去に経験した芝1600m戦は昨年のマイルCS(12着)だけだが、相性のいいローテーションで新味を発揮できるか。
この通り、例年のマイラーズCで主力となる組の中に、好走条件がピタリと当てはまる馬は決して多くはない。となると、表2の項で述べた芝1600m実績が物を言う可能性もあるだろう。この条件のG1で1着があるセリフォス、同じくG1で2着があるソウルラッシュのほか、芝1600m(2走以上)で複勝率100%のニホンピロキーフの名前も挙げておきたい。
ライタープロフィール
出川塁(でがわ るい)
1977年熊本県生まれ。上智大学文学部卒業後、出版社2社で競馬専門誌、競馬書籍の編集に携わり、2007年からフリーライターに。「競馬最強の法則」「サラブレ」「優駿」などへ寄稿するほか、出版社勤務時代を含めて制作に関わった競馬書籍は多数。馬券は単勝派だが、焼肉はタン塩派というわけではない。メインの競馬のほか、サッカーでも密かに活動中。
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