セレッソ大阪【J1リーグ第8節 C大阪vs.川崎】レオ セアラの3試合連続ゴールが決勝点に。開幕から8戦負けなしで首位に浮上
【CEREZO OSAKA】
開始5分、マルシーニョ、エリソンと川崎の強力アタッカー2人に自陣右サイドを突破されたが、抜け出したエリソンのシュートはGKキム ジンヒョンが落ち着いてセーブ。このピンチをしのぐと、ここからはセレッソは押し込む形で試合は進む。ビルドアップの際は、登里享平が中に絞って田中駿汰と並ぶ形でボールを運ぶと、右サイドは毎熊晟矢、柴山、ルーカス フェルナンデスが息の合ったコンビネーションを披露。何度もスペースを攻略した。左サイドではカピシャーバの突破が際立ち、再三クロスを供給、ゴールを脅かす。8分、レオ セアラが相手のバックパスをカットしてドリブルで持ち込み、最初のチャンスを作ると、その後も柴山やセアラが良い形でフィニッシュまでつなげる。すると、34分に前半最大の決定機。前述の3人で右サイドを崩すと、最後はフェルナンデスのクロスにセアラがヘディングで合わせたが、わずかにクロスバーを越えた。勢い良く試合に入った前半だが、30分過ぎからは川崎のプレスにパスが引っかかるシーンも続き、劣勢の時間帯も招く。それでも、試合前日に小菊昭雄監督、毎熊が口を揃えた「ゴールに迫る回数と質を上げていく」ことを前半は実践。あとはゴールだけ、と言える素晴らしい内容で折り返した。
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エースの3試合連続ゴールで優位に立ったセレッソは、直後にヴィトール ブエノ、山田寛人を投入して2点目を狙いにいく。その2人にセアラを加えて中央を割りかけるシーンも作ったが、ラスト15分は選手を入れ替えてきた川崎の反撃を受ける展開に。それでも、難しいクロスやミドルシュートもGKキム ジンヒョンが全てキャッチ。終盤は前節に続きジャスティン ハブナーを投入して5-4-1で締めて勝利。試合後、小菊監督は、「課題もまだまだありますが、自分たちで支配したり、意図的に運んだり、攻撃的で強いセレッソに一歩ずつ成長していると感じました」と選手たちを評価した。
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(文=小田尚史)
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