敵地エミレーツ・スタジアムでアーセナルを撃破|アストン・ヴィラ

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難敵アーセナルを相手に2-0の圧勝

【©️AstonVilla】

プレミアリーグ第33節、アーセナル対アストン・ヴィラはアウェイのエミレーツ・スタジアムで行われた。今季優勝候補との一戦は、2-0でヴィラがアーセナルを無失点に抑えて圧勝した。

ヴィラはイエローカードの累積により出場停止となったドウグラス・ルイスに代わってディアビが入ることで、アタッカーの枚数を増やした攻撃的なメンバー選出となった。

開始直後から攻勢を強めるアーセナルは11分、左サイドにいたトロサールが、左のニアゾーンに鋭いパスを送ると、エリア内に走り込んだカイ・ハフェルツに左足で枠を捉えるシュートを放たれる。だが守護神マルティネスのビッグセーブによりネットが揺れることはなかった。

38分、前線でガブリエウのパスをワトキンスが奪うと、DFを躱してペナルティエリア内から低いミドルシュートを放った。素晴らしい決定機であったが、これはポストに弾き返される。

そして直後にアーセナルのカウンター。ウーデゴールのシュートをDFが体でブロックするが、ボールは流れてガブリエウに回収される。右サイドからクロスを上げられると、ボックス内で待ち構えたトロサールにシュートを打たれるが、またもマルティネスが残した右足で猛攻を防いだ。

【©️AstonVilla】

敵地での前半はアーセナルの激しいプレッシャーにより終始押される展開となったが、それでもヴィラがゴールを許すことなかった。

62分、左コーナーでボールを回収したティーレマンスがペナルティエリア端から左足を豪快に振り抜いた。シュートはクロスバー下面に当たってポストの根元に弾き返された。

両者無得点のまま、アディショナルタイムへ突入するかと思われたが84分、突然試合が動く。ヴィラは左サイドからアタックを仕掛けると、ディニュがクロスをうまく押し込み、ファーポストで待ち構えていたベイリーが冷静にシュートを決めた。ヴィラが先制する。

ヴィラの勢いは止まらない。87分、アーセナルのコーナーキックからティーレマンスがボールを奪い、そのままカウンターへ。ロングパスを受けたワトキンスがスミス・ロウと1対1となるが、これを巧みに躱し、GKの頭上を超える技ありループシュートでフィニッシュ。オフサイドの疑いもあったが、パスが出た時点で自陣にいたためゴールは成立した。これでワトキンスはプレミアリーグ19ゴールを達成。

その後はリードしたヴィラのペースで試合は展開され、アーセナル相手に1点も許すことなく試合終了。アウェイ戦を制したヴィラは貴重な勝ち点3を獲得し、来季のCL出場権獲得へ大きく前進した。
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著者プロフィール

アストン・ヴィラFCは1874年に設立されたイングランド屈指の名門サッカークラブで、ウェスト・ミッドランズ州バーミンガムに本拠地を構えます。国内リーグとFAカップでそれぞれ7回の優勝を誇り、1981-82シーズンには欧州制覇も経験しています。また、イギリス王太子チャールズの長男ウイリアム王子がファンであることでも有名です。

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