【神戸スティーラーズ NTTリーグワン2023-24第13節に向けて】 リーグ戦も終盤戦へ。プレーオフ進出に向けて望みをつなぐ勝利を

チーム・協会

これまで全試合に先発出場し、共同キャプテンとしてチームを牽引するLOブロディ・レタリック。 【コベルコ神戸スティーラーズ】

今シーズン最後の地元神戸で開催のホストゲームで東京サントリーサンゴリアスに27-36で敗れ、5位に順位を下げたコベルコ神戸スティーラーズ。第12節を終えて7勝5敗勝ち点34の神戸Sと4位に浮上した横浜キヤノンイーグルスとは、勝ち点「4」点差だ。横浜Eとは直接対決で勝利していることから勝ち点が並べば順位が上回るが、プレーオフ進出に向けて崖っぷちに立たされたことは否めない。神戸スティーラーズのやるべきことはただ1つ。リーグ戦残り4試合すべてに勝利し、ボーナスポイントを含めた勝ち点を多く積み上げることだ。今節、東京・秩父宮ラグビー場で対戦する東芝ブレイブルーパス東京は、チームの精神的支柱でキャプテンのN08リーチ マイケルが怪我により第8節から不在ではあるが、11勝1敗で2位と好調をキープしている。今シーズンBL東京との初顔合わせは、12月24日の第3節。この時はオールブラックスのFLシャノン・フリゼルに4トライを奪われて、39-46で黒星を喫した。BL東京の強みである接点での攻防で圧力をかけて、相手に思うようなラグビーをさせず主導権を握り、プレーオフ進出に望みをつなぐ勝ち点5を得たい。(取材日:2024年4月12日)

前節の東京SG戦では、前半36分、ラックでのプレーが「不当なプレー」と見なされシンビンが言い渡され、悔しさも。 【コベルコ神戸スティーラーズ】

LOブロディ・レタリック
前節は東京サントリーサンゴリアスという強いチームに対して、自分たちが準備したことができなかったですし、それに加えてピンチになった局面での精度や意識という面でもよくありませんでした。1人1人が自分たちのやるべき仕事を全うできなかったという反省があります。今節の対戦相手であるBL東京も簡単に勝たせてくれる相手ではありません。我々がやるべきことは、1人1人が与えられた役割をしっかり全うすることです。また、前節ではディフェンスの際にラインスピードを上げることができなかったので、前に出て相手にプレッシャーをかけられるようにしていきたい。残り4試合、すべてに勝たないとプレーオフに駒を進めることができない状況ではありますが、まずは目の前のBL東京戦に集中して勝利できるようにしたいと思います。

ウェールズ代表ヘッドコーチを務める父、ウォーレン・ガットランド氏が来日し、花園L戦を観戦したそう。観客数の多さやSteel Matesの熱い応援に感銘を受けていたと話していた。 【コベルコ神戸スティーラーズ】

SOブリン・ガットランド
キックの正確性には自信を持っているのですが、前節では8点差になった重要な局面で反則を得た際にPKがタッチを割らずに、そこからスコアされてしまって、結果的に敗戦という悔しい結果に終わりました。これからの4試合は、とにかく勝たないといけません。そのために司令塔として自分のパフォーマンスを最大限に発揮し、チームを正しいエリアでプレーさせることができるようしないと。今節で対戦するBL東京は、2位とタフな相手です。良いパフォーマンスをして確実に勝って、勝ち点を上乗せしていけるようにします。

ラインブレイク、ディフェンス突破、ゲインメーターといったスタッツで上位につけるWTB松永。「どのスタッツも大事ですが、1対1のコリジョンで勝ってディフェンス突破することがチームに勢いを生みます。今節もそういう走りを出せるように頑張ります!」 【コベルコ神戸スティーラーズ】

WTB松永 貫汰
プレーオフ進出に向けて、もう1試合も落とせない状況ですし、今節対戦するBL東京は、第3節で敗れていますので、次こそ勝ちたいという気持ちが強いです。勝利するために自分の役割を全うすることはもちろん、ウイングとしてフットワークを使いながら、スペースに走り込んで、チームに勢いを与えるようなプレーをしていきたいですし、ディフェンスの際は内側の選手に少しでも早くコールを出して余裕を持ってプレーの選択ができるようにしていきたいと思います。また、個人的には兄(SO/FB松永 拓朗)の所属するチームとは、これまで引き分けが最高で、大学時代を通じて勝ったことがありません。今節こそ絶対に勝ちます!
4月14日(日)14:30KICK OFF NTTリーグワン2023-24第13節
場所:秩父宮ラグビー場
■BL東京戦登録メンバー
1中島 イシレリ
2松岡 賢太
3具 智元
4ジェラード・カウリートゥイオティ
5ブロディ・レタリック(共同キャプテン)※ゲームキャプテン
6今村 陽良
7アーディ・サベア
8サウマキ アマナキ
9日和佐 篤
10ブリン・ガットランド
11松永 貫汰
12ラファエレ ティモシー
13李 承信
14山下 楽平(共同キャプテン)
15山中 亮平
16牛原 寛章
17髙尾 時流
18山下 裕史
19ワイサケ・ララトゥブア
20 ティエナン・コストリー
21小畑 健太郎
22マイケル・リトル
23濱野 隼大

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著者プロフィール

兵庫県と神戸市をホストエリアとして、日本最高峰リーグ「NTTジャパンラグビー リーグワン」に参戦しているラグビーチーム「コベルコ神戸スティーラーズ」。チームビジョンは『SMILE TOGETHER 笑顔あふれる未来をともに』、チームミッションは『クリエイティブラグビーで、心に炎を。』。 ホストエリア・神戸市とは2021年より事業連携協定を締結。地元に根差した活動で、神戸から日本そして世界へ、笑顔の輪を広げていくべく、スポーツ教室、学校訪問事業、医療従事者への支援など、地域活性化へ向けた様々な取り組みを実施。また、ピッチの上では、どんな逆境にも不屈の精神で挑み続け、強くしなやかで自由なクリエイティブラグビーでファンを魅了することを志し、スタジアムから神戸市全体へ波及する、大きな感動を創りだす。 1928年創部。全国社会人大会 優勝9回、日本選手権 優勝10回、トップリーグ 優勝2回を誇る日本ラグビー界を代表するチーム。

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