「シーズンも終盤に入ってきた。すべての結果が決まる、最もエキサイティングなフェーズだ。バイエルンは我々のすべてをかけて戦わなくてはいけない対戦相手。我々の目標を達成するためにも、自分たちのすべてをお見せできることを楽しみにしている」

BVBのエディン・テルジッチ監督はバイエルンとの大一番を前に、このように語りました。BVBは今後、最初に現在2位につけるバイエルンと対戦し、4月には3位のシュツットガルト、首位に立つレヴァークーゼン、5位のライプツィヒとの対戦が控えています。いずれも現在4位のドルトムントにとって、来シーズンのチャンピオンズリーグ出場権を争うクラブです。

「我々の目標は常に勝つこと。順位表での位置に関係なくね。多くの取りこぼしが許されない段階に入ってきている。それにバイエルンはタイトルへの戦いを少しも諦めていない状況だ」とテルジッチ監督は語ります。

インターナショナルマッチウィークにおいて、テルジッチ監督は11人の代表選手を欠いた中でトレーニングを行いました。「ここにいる選手といい時間を過ごすことができたよ。技術的にも、強度としてもいいトレーニングを行うことができた。これからの数週間に向けて、この状況でできる最高の準備をしてきた。楽しみだね」と手応えを語りました。

BVBは公式戦4連勝と好調を維持していた中で、インターナショナルマッチウィークの中断に入りました。今週末はこの連勝をさらに伸ばす機会ですが、ブンデスリーガにおいて、アウェイでのバイエルン戦の勝利は10年前まで遡ります。直近の勝利は3-0で勝利した2014年の4月。「ちょうどいいタイミングだ」と、テルジッチ監督は自信をのぞかせました。

「バイエルンとの試合が簡単なものにならないことはわかっている。我々との試合ではいつも、彼らは最高のパフォーマンスを見せてくるしね。我々は勇敢に、勤勉にプレーする必要がある。忍耐力や効率さ、少しの運も必要だ」

バイエルンも直近の公式戦で5試合連続で無敗と好調です。攻撃の起点となるハリー・ケインはここまで、ブンデスリーガ26試合で31ゴール9アシストをマークしています。「規格外のペース。バイエルンの攻撃で非常に重要な役割を担っている。自分たちも彼のクオリティーを知っているし、肌で感じている」とテルジッチ監督。前回の対戦時はケインにハットトリックを許し、0-4で黒星を喫しました。

「とはいえ彼が1人でプレーするわけではない。アタッカー陣はさまざまなアイデアやドリブル、スピードを駆使して彼を活用してくる。1人の選手にフォーカスして、その選手だけを止めようとしても、あまり意味はない」

監督は「我々のシーズンはまだまだ終わってはいない。それを示すことができる機会があり、証明できることを楽しみにしている」とも語りました。