23/24 EPL 第26節 MUN vs FUL【ManUtdはなぜビルドアップに苦しむなのか#1】

note
チーム・協会
【これはnoteに投稿されたKazu_Goonerさんによる記事です。】
初めて文章を書く&サッカー分析をするので文章力、サッカー知識などなど
拙いところ多々あると思いますがよろしくお願い致します…
僕みたいな素人がプロにケチ付けていいのか心配ですが、「素人がなんか言ってるわ~」って思いながら見ていただけたら幸いです。
ユナイテッドファンの皆さん怒らないでください..;;

まえがき

 最近プレミアリーグを見ていて気付きました。
マンUってなんかビルドアップぎこちなくない? 
 僕はアーセナルファンでこれまで基本アーセナルの試合しか見なかったのでなおさらそう感じると思うんですが、ビルドアップをしっかりするポゼッションのチーム(?)であるマンCやアーセナルなどのチームと比べてマンUはミスが多かったり、結局ロングボールで蹴り出したりなど、なんかぎこちないなと感じていました。
気になってXで "マンU_ビルドアップ" と検索すると、
みんなもそう思ってた!! 
 なのでなぜビルドアップが下手なのか素人ながら考えてみたいと思います
今回は主にハーフラインより自陣側のビルドアップを見ていきます。

一旦試合を見てみよう!

現状を確認しましょう。せっかくなので僕が当時リアルタイムで見ていた
23/24 EPL 26節 Manchester United vs Fulham を見てみました。
スタメンはこちら

MUN 4-2-3-1  FUL 4-2-3-1 【Kazu_Gooner】

そしてユナイテッドのビルドアップ時のフォーメーションも見ておきます。

【Kazu_Gooner】

たぶんこうです。間違ってるかもしれませんが。
右サイドバックのDalotがボランチの位置に入り偽サイドバックの形になります。もともとその位置にいたMainooは1列前にあがります。
途中からはForsonがインサイドハーフの位置に入り、Dalotが右ハーフ、Mainooがボランチになる可変も見せていました。

それに対して、フルハムの非ポゼッション時(プレス)はこんな感じ。

【Kazu_Gooner】

初期フォーメーションの4-2-3-1から可変し、4-4-2となります。
トップ下のPereiraが前へ出て、Munizと2トップでプレスします。そこでその2トップはボランチ2枚をマークします。
そしてサイドバックからウイングへのパスコースはフルハム2列目のサイドが対応します。画像には書いてませんがパスコースを切るだけではなく、多分ボールを受け取った瞬間にプレスに行くこともしていたと思います。


感想

前半-1st half

 

 試合を見ていて思ったことはCBからボランチへのコースをカットされているせいか、このラインでのパスが少ないなと感じました。
そして、自分ならどうするかを考えた時にボランチが動いてパスコースを作り出せばいいと思いました。実際にアーセナルのライスも、動き回ってパスコースを作り出していました。
 ボランチへのパスコースを作り出すもう一つの方法として、センターバックが前へ前進するという方法もあるんじゃないかと思いました。
センターバックが前に進むことで相手のトップを釣りだし、Casemiroがボールを受ける。それによって相手のサイドハーフを釣りだし、SB経由でWGに配給する。こういう方法をアーセナルがやっていたのを思い出しました。

CBがトップを釣りだしてビルドアップする形 【Kazu_Gooner】

 他の方法だと、試合中Casemiroが高い位置にいた際ボールを受けたいタイミングで下がってきてボールを受けることができた場面がありました。
ユナイテッドのカウンター後Casemiroは高い位置に居たので中盤の選手にマークされていましたが、彼ボランチの位置に下がる際にフルハムの選手たちのマークの受け渡しがうまくいかず、いきなりCasemiroがPereiraのサイドに現れたためボールをつなげたんだと思いました。

これØdegaardがよくやるビルドアップ参加しに下がってくるやつの原理一緒ですね^^ 【Kazu_Gooner】

自分で考えたなかではざっとこんな感じです。
他に何かあったり、間違っていたりしましたら、有識者の方々教えていただけたら幸いです。

後半-2nd half

58'  Casemiro(負傷) ⇒ Eriksen
 Forson ⇒ McTominay
この交代後の動きを見てみました。 

【Kazu_Gooner】

Casemiroの位置に入ったEriksenはマークされている相手の死角から顔を出し、ボールを受けて前を向く動きが多いと感じました。

【Kazu_Gooner】

また、ボランチがDFラインに落ちてきて左CBと入れ替わることでパスコースを作る動きもありました。

ボランチ落ちでパスコースを作るEriksen 【Kazu_Gooner】

さらに後半からはMaguireなどセンターバックがボールを持って前進する動きをしていて、相手を釣っていたのでビルドアップがしやすくなっていると感じました。
 このように後半からはビルドアップの修正が見られ、かなりビルドアップが良くなっているように思えましたが、集中力の低下からのパスミスや軽率な判断が目立ち、ユナイテッドは2-1で敗れました。

データで分析してみよう!

試合展開

出典:https://www.sofascore.com/ 【Kazu_Gooner】

後半のEriksenが投入された60分ごろからユナイテッドペースになっているのでビルドアップに改善が見られたと言ってもいいでしょう。

選手比較

EriksenとCasemiroの比較を見てみましょう。

60分からの出場にも関わらず積極的にボールに絡むEriksen 【Kazu_Gooner】

EriksenとCasemiroはオフザボールの質が違うなと感じました。
Eriksenはマークされている相手の死角から飛び出す動きDFラインに落ちてボールを受け、パスコースを作るか前進するかでビルドアップを進める動きに長けていると思います。

あまり関係ないですけど一応同じ3バックと偽サイドバックを使ってビルドアップしているアーセナルのボランチ、Declan RiceとCasemiroのスタッツを比べてみました。

パス数・パス成功率・コントロールミス数・受けたパス数・ボールロスト数・各レンジでのパス数 【Kazu_Gooner】

【Kazu_Gooner】

パスの総数と受け取ったパス数が少ないことからやはりユナイテッドはCasemiroを使ったビルドアップがあまりできていないんだと思いました。
そして個人の問題としてパスの成功率が低いのとボールロスト数が多いのは問題ですね。ちなみにこのボールロスト数にはドリブルでチャレンジした際は含まれていないそうなので、シンプルに受ける位置が悪かったり相手を背負えていなかったりなどの理由でしかカウントされないらしいです。

まとめ

前半は相手の2トップがボランチをマークする動きに苦しめられ、ビルドアップがうまくいかなかった印象がありましたが、後半に入ってCBの前進であったり、オフザボールの動きによりボランチがボールを受けることができ、試合を有利に進めることができたと感じました。今回の分析では1試合しか見ていないのでまだまだユナイテッドのことを研究できると思うので、これからも続けていくつもりです。現状Casemiroの悪い所しか見れていないので、自分の知識を付けていい所も見つけていきたいです(笑)

あとがき

長々と書いてしまい申し訳ありません。今度は文章を短くまとめられるようにしたいですね(笑)
今回の分析の方法として、試合を前後半に分けて観て、前半で見られた改善点を書き出してから後半を見たんですが、かなり問題点とその改善が合っていてうれしかったです。分析しながらnoteを書き進めていたせいで感想と分析がほぼ同じ内容になってしまいました。
次はまとめてから書きたいと思います。
ここまで見ていただいたみなさん本当にありがとうございます。
これからも分析頑張りますので面白いと思った方はフォローよろしくお願い致します。
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