ダンス新時代 〜「プロダンサー」として生きる〜 SEGA SAMMY LUX 「TAKI」

D.LEAGUE
チーム・協会

【D.LEAGUE】

4年目を迎えた世界最高峰のプロダンスリーグ「第一生命 D.LEAGUE」。その中で活躍するDリーガー達の激闘の日々や苦悩、そして思考や価値観に迫る“ダンス新時代 〜「プロダンサー」として生きる〜”をDewsが独占取材。D.LEAGUE 23-24シーズンを駆け抜ける全13チーム26名にフォーカスします。
今回はD.LEAGUEのステージはもちろん、様々な活動に挑戦し続ける期待の星、TAKI氏にインタビューを行った。

D.LEAGUERとして4年目を迎えましたが、今の心境はどうでしょうか。

まず4年もD.LEAGUEが続いていることがすごいことだと思います。最初はコロナ禍で、D.LEAGUEがどうなっていくんだろうと予想も付かなかったですが、今では東京ガーデンシアターという大きなステージで毎回パフォーマンスができていて、D.LEAGUEファンの方も増えてきて、世の中にD.LEAGUEが浸透してきていると実感しています。

小さい頃からプロダンサーになりたいとは漠然と思っていたのですが、D.LEAGUEができて、スポンサーがついたプロダンサーという職業ができたと思っていたところにお誘いをいただいて、当時高校2年生ながら思い切って上京を決め、飛び込んでチャレンジしました。
SEGA SAMMY LUXはスター軍団にしたいと、初代ディレクターのBobbyさんにずっと言われていたのですが、今ではアーティスト活動もしていますし、応援してくださる方も増えてきて、昨シーズンはMOST FAV DANCERにもノミネートしていただいて、少しずつ理想像が実現できている感覚はあります。

【D.LEAGUE】

ダンスに関する活動をここまで続けてこれている理由はなんですか。

ダンスが好きだということももちろんあるのですが、自分にとってはファンの皆さんの前で踊っている時が一番楽しいですし、ファンの皆さんからエネルギーをもらうことが多々あります。正直辛い時もありますが、これも全部ファンの皆様の為だと思うと頑張ることができます。

最近はオフの日どころか寝る間もなくて、D.LEAGUEの制作をしながら、アーティスト活動としてのレコーディングや番組収録だったり、とても忙しい毎日を送っています。家に帰ったら風呂に入って寝るだけですね。その中でリフレッシュできることは移動中に音楽を聞くことや、アイマスクをして寝ることくらいですかね。(笑)

ありがたいことに沢山お仕事をいただいていて、その分結果もついてくるし、色んな方に応援していただけるので、それが原動力になっています。全部自分がしたいことをやらせてもらっているので、踊っている時も踊らせてもらっているという感覚でいます。アーティストってそういう職業だと思うし、覚悟を決めて自分はアーティスト人生を送りたいと思っています。

今までのD.LEAGUER生活で印象に残っていることはなんですか。

今までのDリーグで記憶に残っていることは沢山あるんですけど、特に初年度のROUND.1は忘れられないですね。D.LEAGUEが始まる時には、とんでもないメンバーが集まっているなと不安でいっぱいだったのですが、半年くらい必死に修行して身に付けたSEGA SAMMY LUXのスタイルで挑んだ初戦だったので、とても印象に残っています。

上京する前は、色々なダンスをやっていて、これという武器はなかったのですが、SEGA SAMMY LUXにスカウトしてもらって上京した時に、J.S.B styleを目の当たりにしたし、小さい頃から見ていたEXILEさんが結成前にやっていたJ.S.B UNDERGROUNDにとても憧れがあったのでハマりましたね。それまではむしろステップに苦手意識があるくらいでした。毎日、床に汗で水たまりができるくらい必死に練習していました。

プロダンサーと名乗っている以上、高いスキルを持っていなきゃいけないし、責任も増したなと思います。他のダンスコンテストと比べて、エンタメ要素がないと勝ち辛い部分が大きいですね。あとは表情だったり、衣装だったりが総合的に大事になってくるなと思います。チームメイトのCanDooさんを見て、ダンスにここまで表情が重要なのかと感銘を受けて、表情の練習は特にするようにしてましたね。

スターの風格を醸し出す秘訣を教えてください。

オーラがある人達を直接見てきて感じたのは、その人たちがとても自信を持っていることですね。自信を持っていることが、その場に立っているだけで放たれる存在感になるなと、東京にきて実感しました。自分もそのような存在でありたいと思っています。自分は本番のステージでパッションだったりエナジーといった、瞬間的生命エネルギーみたいなものがハチキレるような踊りができることが自分の強みだと思います。そのために、表には出さないけど、陰で自分を追い込んで練習したりして自信をつけてから本番に挑むようにしています。

【D.LEAGUE】

SEGA SAMMY LUXはどんなチームですか。

自分にとってSEGA SAMMY LUXはなくてはならない、家族のような存在ですね。今では365日一緒で、家族よりも一緒にいる時間も長いので、自分にはなくてはならない存在です。

世の中にSEGA SAMMY LUXを広めていきたいし、D.LEAGUEの中でもトップ集団でいなきゃいけないなと思っています。それに加えて、もっと組織を作っていきたいですね。全国にもルクスが大好きな子供達が沢山いるんですが、そういう子達も目指せる場所になるといいなと思います。そのために全国各地にWSをしに行ったりしています。ダンスの面ではJSBスタイルを元に、ステップや、ハチキレ具合だったりを伝えているし、それ以外ではファッションだったり、音楽だったり、カルチャーをWS後に教えたりしています。

最後に一言お願いします。

自分は理想像で言うと、まだまだだなという感覚です。ド新人なので。
D .LEAGUERが沢山いる中で、自分のD.LEAGUEでの立ち位置は明確にしていかないといけないと思っています。アーティスト活動をさせてもらっている意味も、D.LEAGUEの中で活かしていかないといけないので、引き続きファンの皆様に応援していただけるようなチームでありたいし、もっとスター軍団になれるように、これからもD.LEAGUEで頑張っていこうと思います。
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著者プロフィール

D.LEAGUEとは、“世界中すべての人に「ダンスがある人生」をもたらす”をミッションに、活動を通じてダンスへの認知・理解・共感を実現し新しい文化と産業構造を創造する、2020年8月に発足した日本発のプロダンスリーグです。

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