【スノーボード】岩渕が2年ぶりの金!長谷川と村瀬も銀メダル獲得!!FISスロープスタイル・ワールドカップ シルヴァプラーナ(スイス)

チーム・協会
 スノーボードのワールドカップ(W杯)は現地時間3月23日、スイス東部のグラウビュンデン州・シルヴァプラーナでスロープスタイルの決勝が行われました。FISスロープスタイル・ワールドカップ最終戦となった今大会。男子では長谷川 帝勝(STANCER)が銀メダルを獲得。女子では岩渕 麗楽(BURTON)が金メダル、村瀬心椛(ムラサキスポーツ)が銀メダルを獲得し、日本勢大活躍の最終戦となりました。

2位を獲得した長谷川帝勝。中央)1位 Liam Brearley 右)3位 Valentino Guseli 【FIS国際スキー・スノーボード連盟】

 男子は決勝に長谷川 帝勝(STANCER)、荻原 大翔(尾瀬スノースポーツクラブ)の2名が出場。2本の試技から得点の高い方が採用されるベストラン方式で争われ、長谷川 帝勝(STANCER)は1本目にSWB1800(5回転)ウェドルの大技を加えた演技を成功させ85.52ポイントで1位を獲得。2本目の演技中にLiam Brearley(カナダ)が完璧な演技を披露し、88.10ポイントで1位に躍り出る。そのまま順位が変動することなく、長谷川 帝勝(STANCER)は2位でフィニッシュとなりました。3位はValentino Guseli(オーストラリア)でした。

Liam Brearley(カナダ)が1位を獲得した演技内容
1stセクション-レール1:CAB270オン270アウト-BSノーズ-テールスライド (8.64)
2ndセクション-ヒップ:FSダブル900(2回転半)トラックドライバー(8.37)
3rdセクション-ジャンプ1:SWB1260(3回転半)メラン(7.47)
4thセクション-ジャンプ2:BS1620(4回転半)メラン(7.24)
5thセクション-ジャンプ3:CAB1440(4回転)テール(7.11)
6thセクション-クォーターパイプ:CAB720(2回転)ステイル-メラン(8.01)
7thセクション-レール2:FS270オン450アウト(7.96)
オーバーオール点:33.30ポイント
合計88.10ポイント

長谷川 帝勝(STANCER)が2位を獲得した演技内容
1stセクション-レール1:FSハードウェイ270オン270アウト (6.43)
2ndセクション-ヒップ:CAB1260(3回転半)インディ(8.37)
3rdセクション-ジャンプ1:FS1440(4回転)テール(8.37)
4thセクション-ジャンプ2:BS1620(4回転半)ウェドル(8.28)
5thセクション-ジャンプ3:SWB1800(5回転)ウェドル(8.77)
6thセクション-クォーターパイプ:スイッチメソッド(5.26)
7thセクション-レール2:CAB270オン450アウト(7.11)
オーバーオール点:32.93ポイント
合計85.52ポイント

男子決勝の順位と得点 【FIS国際スキー・スノーボード連盟】

優勝した岩渕麗楽。左)2位 村瀬心椛 右)3位 Anna Gasser 【FIS国際スキー・スノーボード連盟】

 女子決勝は村瀬心椛(ムラサキスポーツ)、岩渕 麗楽(BURTON)、鬼塚雅(ISPS)が出場。岩渕 麗楽(BURTON)は1本目にジャンプセクションで失敗するが、2本目に修正。自身の演技を成功させ79.62ポイントを獲得し優勝。スロープスタイル種目では自身2年ぶりのワールドカップ優勝となりました。
 村瀬心椛(ムラサキスポーツ)は1本目ジャンプセクションを完璧に成功させるが、最後のレールセクションで僅かなミスをしたものの72.98ポイントを獲得。2本目に難易度の高い演技内容に変更するが、成功させることができず1本目の72.98ポイントが採用され2位でフィニッシュとなった。3位はAnna Gasser(オーストリア)でした。

岩渕麗楽(BURTON)が1位を獲得した演技内容
1stセクション-レール1:FS270オン270アウト (7.96)
2ndセクション-ヒップ:SWB540(1回転半)メラン(7.56)
3rdセクション-ジャンプ1:FSダブル900(2回転半)インディ(4.90)
4thセクション-ジャンプ2:CAB900(2回転半)メラン(7.65)
5thセクション-ジャンプ3:BS1080(3回転)メラン(7.92)
6thセクション-クォーターパイプ:メラングラブ(4.09)
7thセクション-レール2:50-50 FS180アウト(4.55)
オーバーオール点:31.08ポイント
合計79.62ポイント

村瀬心椛(ムラサキスポーツ)が2位を獲得した演技内容
1stセクション-レール1:CAB180オン-ボードスライド270アウト (6.30)
2ndセクション-ヒップ:SWB180(半回転)ジャパン(4.95)
3rdセクション-ジャンプ1:FSダブル900(2回転半)トラックドライバー(8.10)
4thセクション-ジャンプ2:CABダブル900(2回転半)インディ(7.92)
5thセクション-ジャンプ3:BS1080(3回転)ウェドル(8.28)
6thセクション-クォーターパイプ:インディグラブ(5.62)
7thセクション-レール2:50-50 FS180アウト(2.34)
オーバーオール点:29.47ポイント
合計72.98ポイント

女子決勝の順位と得点 【FIS国際スキー・スノーボード連盟】

 シーズン最終戦も表彰台を獲得したスロープスタイルチーム。日本勢の活躍が目立つシーズンとなりました。

男子最終リザルト
2nd HASEGAWA Taiga
12th OGIWARA Hiroto
41th KIMURA Kira
45th KUNITAKE Hiroaki
50th KIMATA Ryoma
58th MIYAMURA Yuto

女子最終リザルト
1st IWABUCHI Reira
2nd MURASE Kokomo
5th ONITSUKA Miyabi
13th FUKADA Mari
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著者プロフィール

公益財団法人全日本スキー連盟は、日本におけるスキー・スノーボード競技を統括すると同時に、普及・振興の役割も担う競技団体。設立は1925年、2025年には設立100周年を迎える。スキージャンプ、ノルディック複合、クロスカントリー、アルペン、フリースタイル、スノーボードの6競技において、世界で戦う選手たち「SNOW JAPAN」の情報や、FIS(国際スキー・スノーボード連盟)ワールドカップなどの大会情報をお届けします。

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