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【BOATRACE】新開航と山崎郡に快速機！ドリームは峰竜太が好気配　戸田SGクラシック開幕

BOATRACE 2024年3月15日 9:00

チーム・協会

【(C)BOATRACE】

　ボートレース戸田では15日から、今年のSG戦第1弾となる「第59回ボートレースクラシック」(優勝賞金4000万円)が始まる。

　前検日の14日はモーター・ボートの抽選や、タイム測定、スタート練習3本が行われた。注目のモーター抽選の行方だが、戸田の大看板エースモーター8号機(2連対率50.6％)は若手の新開航(福岡支部28歳)【冒頭の写真】が手にした。

　このエース8号機は前操者が個性的なプロペラ調整を施す西田靖だけに、その足の状態が注目を集めたが、9班のスタート練習で新開は力感のある行き足を披露。前検タイムでもトップタイム長嶋万記の6秒58に続く6秒60の好時計をマーク。今節の台風の目となりそうだ。新開は初日の2R1枠、11R5枠で登場する。

【(C)BOATRACE 】

　また直近の動きが抜群の42号機は、2月の近畿地区選(尼崎）でG1初制覇を果たして勢いもある山崎郡(大阪支部34歳)【写真上】が手にした。スリットの足が強力な42号機らしく、山崎の前検6班での特訓内容は行き足～伸びの鋭さが光った。山崎自身も前検からかなり手応えを感じ取った様子。超攻撃型で売る山崎のレーススタイルと、まくり水面である戸田は相性もいい。こちらも格上勢にひと泡吹かせてくれそうで楽しみな存在。山崎は初日1Rに試練の6枠、そして10R2枠。

　そのほかでは、宮之原輝紀、上條暢嵩、土屋智則らも好調モーターとのコンビになった。

　主力のトップスターたちが激突する、初日のメインカード12Rのドリーム戦は以下の6選手【写真下は右側から枠番順】で行われる。

【(C)BOATRACE】

＜戸田初日 12R ドリーム戦＞
1枠　石野　貴之　(大阪支部)
2枠　峰　　竜太　(佐賀支部)
3枠　馬場　貴也　(滋賀支部)
4枠　磯部　　誠　(愛知支部)
5枠　片岡　雅裕　(香川支部)
6枠　桐生　順平　(埼玉支部)

　1枠の石野貴之だがモーターは近況の動きが芳しくない57号機。前検特訓のドリーム組1班の練習ではスリット付近の気配がやや劣勢。石野自身も「スタートする時の行き足と、ターン足がしんどそうですね。時間いっぱい調整してレースに挑みたい」と話している。

【(C)BOATRACE】

　もう一方の注目レーサー、2枠の峰竜太(佐賀支部38歳)【写真上】は前検からモーターの動きもコメントも軽快。「めちゃ伸びるという感じではないけれど、嫌な部分がなくて底力がありそう。スタートは1本持っているから、そういうところでは勝負しないで、エンジンと自分のポテンシャルで勝負したい。ボートレース戸田を盛り上げてお祭りみたいにできたらいいですね」とハワイ帰りで真っ黒に焼けた肌に、白い歯が輝く笑顔を見せた。

　また地元選手として期待される桐生順平は、モーター抽選はもうひと息だった。ただ「エンジンは物足りないと思うし、新プロペラも気になるけど、本体から整備していきたい」と意欲的な三つ割り整備に乗り出している。

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