【ラグビー/NTTリーグワン】アーリーエントリーから二人の若武者が出陣。勇気あるチャレンジを見せられるか<日野レッドドルフィンズ>

日野レッドドルフィンズ 苑田ヘッドコーチ 【©ジャパンラグビーリーグワン】

日野レッドドルフィンズ(以下、日野RD)は3月2日(土)、AGFフィールドで中国電力レッドレグリオンズ(以下、中国RR)と対戦する。中国RRとは第4節の試合が中止となったため、今季初の顔合わせとなる。

苑田右二ヘッドコーチはこの試合のメンバーについて、「3月は連戦も続くので、チームの勢いを失わないようアグレッシブにプレーする選手を選んだ」と初スタメンやアーリーエントリーの選手を積極的に起用する。さらに「中国RRさんは真面目に80分間ハードワークするチーム。われわれはそれ以上にディテールにこだわり、相手以上にハードワークして、自分たちのエキサイティングなラグビーを遂行していきたい」と言葉を続けた。

中でも注目は、アーリーエントリーで2月初旬にチームに合流したばかりの床田淳貴と玉木皓盛のイキのいいフォワード二人。今季の日野RDはリザーブを含めた全員がピッチに立つことも多く、二人がリーグワン初キャップとなる可能性は濃厚だ。

日野レッドドルフィンズ 床田選手(左) 玉木選手(右) 【©ジャパンラグビーリーグワン】

東海大学で活躍した玉木は「合流したらすぐ試合に出られるように準備はしてきた。チームのみんなの協力があってこそいまがある、と思っているので、できる限り100%以上のプレーを見せたい」と意気込む。「フッカーなので、スクラムでは中心となってコントロールする部分をぜひファンの方には見ていただきたい。フィールドでは特にディフェンスで泥臭くプレーして貢献したい」と熱く語った。

明治大学からアーリーエントリーで加わった床田淳貴も「いろいろな巡り合わせがあってファーストキャップがつかめると思っている。チャンスをいただいたので全力でアピールします」と気合いは十分。「硬くならずに、いつもどおりにプレーすれば結果は付いてくる。ハンドリングも自分の強みなのでそこもぜひファンの方に見ていただければ」とホストゲームでのリーグワンデビューを見据える。床田淳貴は先発メンバーに入っている兄・聖悟との同時出場の可能性がある。「実は過去にも同じジャージーを着て戦った経験はない」とのことで、リーグワンを舞台に初競演が実現するかにも注目したい。

「自分の強みを最大限に出して、ミスを恐れずに勇気を持ってチャレンジしてほしい」と苑田ヘッドコーチも若武者二人に大いに期待を寄せる。フレッシュな二人のプレーぶりに注目だ。

(関谷智紀)
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ジャパンラグビー リーグワンは、「あなたの街から、世界最高をつくろう」をビジョンに掲げ、前身であるジャパンラグビー トップリーグを受け継ぐ形で、2022年1月に開幕した日本国内最高峰のラグビー大会です。ラグビーワールドカップ2023を控え、セカンドシーズンとなるリーグワン全23チームの熱戦をご期待ください。

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