ボートレース唐津のヴィーナスシリーズ（2月14日～19日開催）がモーニングレースで14日に開幕した。初日メインカードの12Rドリームは、2号艇の中里優子（埼玉）が2コース差しから2マーク接戦を制して1着。2着には6号艇の野田なづき（佐賀）、3着には5号艇の深見亜由美（愛知）と外枠勢が入り、3連単は2-6-5で14万2400円の114番人気という超大穴決着になった。

　さて華々しく開幕した唐津ヴィーナスシリーズだが、2日目の注目カードには9Rを挙げたい。

＜唐津 2日目 9R 予選＞
1号艇　山下　夏鈴（三重）1コース1着率33％
2号艇　野田なづき（佐賀）2コース1着率13％
3号艇　喜多須杏奈（徳島）3コース1着率29％
4号艇　深見亜由美（愛知）4コース1着率29％
5号艇　岩崎　麗子（群馬）6コース1着率 0％
6号艇　植木　美帆（東京）5コース1着率 0％
※1着率は最近3カ月：2023/11/14～2024/2/13。133期の岩崎麗子は6コース想定とする。
※()内は支部。

　9Rに1号艇で登場するのは山下夏鈴(三重26歳)【冒頭の写真】だ。山下といえば昨年5月の唐津オールレディースで豪快な5コースまくりを決めてデビュー初Vを飾ったのが記憶に新しいところ。小芦るり華と野田なづきの2人に水神祭で祝福されたのが思い出される。唐津参戦はそのとき以来で約9カ月ぶりだ。

　山下は昨年8月にびわこオールレディースの準優でフライングを切り、翌節の桐生オールレディースでもフライングを切ってF2となる痛手。90日間のF休み（昨年9月29日～12月27日）と3カ月間の女子戦あっせん停止（昨年10月29日～今年1月28日）を強いられた。

　そしてF休みが明けて1月からカムバックし、今節が復帰3節目。女子戦あっせん停止も解けて今節から女子レースに復帰だ。心機一転で迎えている今節、思い出の唐津で大暴れして再飛躍のきっかけをつかみたい。初日は8Rの1走で、4カドながら内の3艇にスタートで大きく先行され、差し届かずの4着。しかし展示は1番時計だったので巻き返し十分。

　2号艇は地元の野田なづき(佐賀23歳)【写真上】だ。初日2･2着で予選9位につける上々のスタート。初日の12Rではドリーム抜擢(ばってき)に応える2着好走で超高配当の立役者となった。野田はこれまで準優出は6回あるが優出はまだゼロ。デビュー初優出をめざしたい今節だ。今節は佐賀支部からの参戦が野田1人だけ。地元ファンの声援を一身に受けて躍進を遂げたい。

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