今日の濃いバナ!vol.4「噂のビッグボーイ!松井丈典」

チーム・協会

ギャップ萌え率はチームトップクラス 【クボタスピアーズ船橋・東京ベイ】

とにかくでかいタケノリ

この男、世間一般に言う「背が高い」とは違う。
遠近法を無視したかのような存在感。
これまでの人生で会った事がないサイズ感。
いざ目の前にした時に覚える軽い違和感…
公式とされる身長195cmを上回る「デカイ感」がハンパじゃないのだ。
本人曰く、「家族全員大きい」のだとか。

断っておくが、アンドレ・ザ・ジャイアントの話をしているのではない。

いつもニコニコ。幼稚園に行こうものなら園児大喜び確実の柔らかな菩薩フェイス。
性格はもちろん、つぶらな瞳を裏切らない穏やかさ。
その純粋さは、たぶん筋斗雲にも乗れるだろう。

カリーム・アブドゥル・ジャバーを目の前にした時のブルース・リーの気分はきっとこうだったに違いない!と、かつてのカンフー映画に思いを馳せながら今日の濃いバナ!が挑むのは“ビッグ・タケ”(←誰も呼んでいない)こと松井丈典

…この男は、実在する!

ここからガツガツ行きます。 【クボタスピアーズ船橋・東京ベイ】

一言で言うと「でかい」

-いやぁ、大きいですねぇ!さすがです。いきなりですが、ラグビー好きですか?
高校で始めてからずっと大好きで、スピアーズに来てさらに好きになりました。どん
な人でも役割があって、そろぞれ輝けますし。


-マジメですねぇ。これまでに付けられたあだ名は?
チュイ、タケ、ゴジラ…

-ゴジラ?野球界のレジェンド松井秀喜さんですね?
そうです。

-恐ろしいくらいひねりなく付いたあだ名ですね(笑)
とりあえず「デカイ」が元になったあだ名はないですね。

-それは意外ですね。いつからそんなに大きいんでしょう?
小学校6年生で175cm。中学3年のときには今と同じサイズでした。

-デカっ!ちっちゃな頃から大きくて15で巨人と呼ばれた感じですね。地元ではさぞかし注目されていたのでは?
小学校の時は野球をやっていたのですが、その時は無双状態でしたね(笑)

-そうでしょうそうでしょう。中学では?
野球を続けていたんですが…あまり熱心には部活動ができなかったんです。周りにやんちゃな連中が多くて、ちょいちょい休部になったりして。僕自身が何かやったというわけではなかったんですが。

-そのサイズで問題行動起こすような人間だったら大変ですよ。でも一つや二つはあったでしょう?
そうですね…ふざけて「ストⅡ」の「昇龍拳」を繰り出して学校の廊下の天井に穴をあけたことがあって。先生方の間では「誰かが上履きを思い切り蹴り上げて穴をあけたようだ」とけっこう大きな問題になってましたね。

-あきらかに松井選手がホシじゃないですか!
…言い出せませんでした…

-言ってねぇのか!(笑)。当時の引っ込み思案な性格とサイズ感がこれ以上ないくらいよくわかるエピソードですね。
(※良い子のみんなは絶対にマネしないでくださいね!)

天井ではなくディフェンスラインに穴を開ける! 【クボタスピアーズ船橋・東京ベイ】

とにかく優しいタケノリ

-そんな昇龍拳タケノリも今じゃ日本のトップレベルでラグビーをやっています。
はい。当時の自分からすると、こうしてラグビー続けているなんて、全く考えられませんね。特に高校生の頃は何も考えていませんでしたから。ラグビーを始めて人生が変わったことは間違いないです。

-そうだったんですね。苦手なことは?
走るのが大嫌いで大の苦手です。今も走るのは嫌いですね…

-チームには立川選手をはじめ各国レジェンド級のプロフェッショナルが多数所属しています。彼らから受ける影響は?
試合だけではなく、トレーニングの段階から準備に対する意識の高さ、その積み重ねには感心するばかりです。

-そんな中、松井選手はどんなキャラなんですか?
いじられ役です。

-そうなんですか!?普段ニコニコしてるだけに怒らせたら怖そうですが…
怒らないので(笑)。昔からなのですが「気持ちが優しすぎる」と言われてきました。大学の頃なんかは特にですね。トップオブトップの人たちはちょっと殺気立っているくらいのところもあるので、自分にはそれが足りないなと…

-殺気立つ松井選手…ぜひ昇龍拳繰り出してください。

試合では殺気立つ松井選手が見られるかも 【クボタスピアーズ船橋・東京ベイ】

とにかく食べるタケノリ

ーにしても、どうしたらそんなに大きくなれるんですか?
家族みんなデカイというのはあるのですが、食べる事が好きなんです。特に肉と甘いものが大好きですね。
中学の時は「朝メシ、中メシ、昼弁当、部活後コンビニ、帰宅後晩メシ、そのあとばあちゃんちでもう一回晩メシ」を出してもらっていました。


-メシのスケジュールがHIPHOPみたいになってますYO。1日6食って…「リアルくいしん坊!万才」じゃないですかそれ。アーティスティックスイミングの選手かはたまた最先端のダイエットか。いちいち期待を裏切らないですね。
とりあえず、ばあちゃんの家には基本的にまだ晩ごはんを食べていないことを装って腹減った感を出しながら行ってましたね。ばあちゃんに気持ち良く晩ごはん作ってもらえるように。「まだ晩ごはん食べてないの?」「うん」みたいな感じで(笑)

-なんだその優しい嘘は(笑)。そんな松井選手が自分でダメだなぁと思うところは?
甘いものが本当に好きで、つい食べてしまうことですね…今、トレーナーからはシュークリーム禁止令出されてます。

-かわいいなおい!では、逆にガンバっているところは?
気を抜くとすぐに体重が増えてしまうので、甘いものを節制しているところですね(笑)。おかげで動ける体をキープできています。

-(節制“している”ではなく“させられている”ではないのか?という疑問はひとまず横に置いといて…)素晴らしい!では、シーズン終了後、頑張った自分へのご褒美はどうしましょうか?
ケーキをホールで。

-ホールですか!
はい。ホールでいきたいっすねぇ。小学生やっていた野球ではキャッチャーをやっていたんですね。それでクリスマスの時、サンタさんに「キャッチャーのプロテクターがほしい」ってお願いしたんです。何かいろいろ付いててカッコいいじゃないですかプロテクター。でも、高いじゃないですか。そしたら親から「“プロテクターはダメだ”ってサンタさん言ってたぞ」と伝え聞きまして(笑)

ー松井選手の優しい嘘は親御さん譲りか(笑)
はい(笑)。それなら「ケーキが欲しい」とお願いしたんです。それでホールでクリスマスケーキをもらってメチャクチャ嬉しくて。一人で全部食べました。

-シェアする気ゼロですね!さすがです!たくさん食わないと大きくなれないというのはこれでもかというくらいよくわかりました…では最後に意気込みのほどをお聞かせください!
普段はこんなんですけど(笑)、試合の時はガツガツいく姿を見てください!


-ありがとうございました!

何と言うか、厚みがちょっと違うのだ 【クボタスピアーズ船橋・東京ベイ】

覚醒の瞬間を見逃すな

どうですかお客さん!
この見た目を地で行く優しさ溢れるエピソードの数々。
その人柄に触れると超・高確率でファンになってしまうというリリー・フランキーみたいな男である。
そんなマツイ・タケノリーがガツガツ突っ込んで行くところなんぞ見せられたら…ギャップ萌え確定。

仏の松井丈典が修羅と化すその瞬間を…みんな楽しみにしている!


文:オフィス男気大陸
写真:チームフォトグラファー 福島宏治

ガツガツ行くところ、見せます! 【クボタスピアーズ船橋・東京ベイ】

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著者プロフィール

〈クボタスピアーズ船橋・東京ベイについて〉 1978年創部。1990年、クボタ創業100周年を機にカンパニースポーツと定め、千葉県船橋市のクボタ京葉工場内にグランドとクラブハウスを整備。2003年、ジャパンラグビートップリーグ発足時からトップリーグの常連として戦ってきた。 「Proud Billboard」のビジョンの元、強く、愛されるチームを目指し、ステークホルダーの「誇りの広告塔」となるべくチーム強化を図っている。NTTジャパンラグビー リーグワン2022-23では、創部以来初の決勝に進出。激戦の末に勝利し、優勝という結果でシーズンを終えた。 また、チーム強化だけでなく、SDGsの推進やラグビーを通じた普及・育成活動などといった社会貢献活動を積極的に推進している。スピアーズではファンのことを「共にオレンジを着て戦う仲間」という意図から「オレンジアーミー」と呼んでいる。

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