注目の首位決戦。躍進ジローナ、敵地でレアル・マドリーに挑む

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2月10日の現地時間18時半より、サンティアゴ・ベルナベウを舞台にレアル・マドリーとジローナによるラリーガ EA SPORTS の首位決戦がキックオフを迎える。リーグの頂点を争う1位と2位の直接対決はいつだって特別な一戦だ。勝ち点2差で首位を争う両者は、今季まだ1敗しか許していない。ジローナが喫した唯一の敗戦は本拠地モンティリビで行われたレアル・マドリー戦であり、今回は敵地で雪辱に挑むことになる。

第8節の対戦はホセルの先制点を皮切りにレアル・マドリーが3得点を挙げ、3ー0で完勝している 【(C)LaLiga】

この一戦がどのような結果に終わったとしても、その先にはまだ14試合の熾烈なタイトルレースが残っている。それでもとりわけジローナにとって、今回の直接対決は特別な意味を持つ。世界有数のスタジアムでの勝利はそれ自体に価値があるだけでなく、勝てば再び単独首位に立つことになるからだ。

カルロ・アンチェロッティ監督率いるレアル・マドリーはアトレティコ・デ・マドリーとのダービーに臨んだ前節、終了間際にマルコス・ジョレンテに同点ゴールを奪われた。勝っていれば単独首位の座を固めた上で今節の直接対決を迎えていただけに、悔やまれる引き分けとなった。

ジローナも前節レアル・ソシエダ戦では勝ち点3を手にすることができず、スコアレスドローで終えている。ジローナはここまでリーグ最多の52ゴールを量産しており、無得点で終えた試合は3戦しかない。迫力満点の攻撃的スタイルを貫き、これまで何度も劇的な逆転勝利を手にしてきたミチェル監督率いるチームは、今や世界中から注目される存在となっている。

前節アトレティコ戦でレアル・マドリーはブライム・ディアスのゴールで先制するも、土壇場で引き分けに持ち込まれた 【(C)LaLiga】

前節レアル・ソシエダ戦は無得点に終わったが、ジローナはここまでリーグ最多の52ゴールを量産している 【(C)LaLiga】

レアル・マドリーのジュード・ベリンガム、ジローナのアルテム・ドフビクはヘタフェのボルハ・マヨラルと共に14ゴールで得点ランキングの首位に並んでおり、この試合は得点王争いの直接対決という意味合いも持つ。他にもビニシウス・ジュニオールとサビオによるブラジル人ドリブラー対決、トニ・クロースとアレイシ・ガルシアによる司令塔対決、ダニ・カルバハルとミゲル・グティエレスによるレアル・マドリーのカンテラ出身サイドバック対決など、注目のマッチアップを挙げはじめたらきりがない。

共に良質のフットボールを志向するアンチェロッティとミチェルによる指揮官対決も例外ではない。前半戦の対戦はレアル・マドリーの完勝に終わったが、ジローナの躍進が勢いだけではないことをイタリア人指揮官はよく心得ている。レアル・マドリー対ジローナは間違いなく、現時点でのラリーガ EA SPORTS 最高のカードだ。タイトル争いを左右する重要な大一番が、まもなくキックオフを迎える。
(翻訳/工藤拓 Text/Taku Kudo)

第8節の対戦ではベリンガムが1得点を記録。14ゴールで並ぶドフビクとの得点王争いにも注目だ 【(C)LaLiga】

中盤の主導権争いは両軍の司令塔、アレイシ・ガルシアとクロースの出来にかかっている 【(C)LaLiga】

レアル・マドリーの下部組織で育った新旧のサイドバック、カルバハルとミゲル・グティエレスのマッチアップも興味深い 【(C)LaLiga】

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