注目の首位決戦。躍進ジローナ、敵地でレアル・マドリーに挑む
カルロ・アンチェロッティ監督率いるレアル・マドリーはアトレティコ・デ・マドリーとのダービーに臨んだ前節、終了間際にマルコス・ジョレンテに同点ゴールを奪われた。勝っていれば単独首位の座を固めた上で今節の直接対決を迎えていただけに、悔やまれる引き分けとなった。
ジローナも前節レアル・ソシエダ戦では勝ち点3を手にすることができず、スコアレスドローで終えている。ジローナはここまでリーグ最多の52ゴールを量産しており、無得点で終えた試合は3戦しかない。迫力満点の攻撃的スタイルを貫き、これまで何度も劇的な逆転勝利を手にしてきたミチェル監督率いるチームは、今や世界中から注目される存在となっている。
共に良質のフットボールを志向するアンチェロッティとミチェルによる指揮官対決も例外ではない。前半戦の対戦はレアル・マドリーの完勝に終わったが、ジローナの躍進が勢いだけではないことをイタリア人指揮官はよく心得ている。レアル・マドリー対ジローナは間違いなく、現時点でのラリーガ EA SPORTS 最高のカードだ。タイトル争いを左右する重要な大一番が、まもなくキックオフを迎える。
(翻訳/工藤拓 Text/Taku Kudo)
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