【ラグビー/NTTリーグワン】初の兄弟対決へ。負けず嫌いの兄に弟が見せる想像以上の成長<マツダスカイアクティブズ広島>

マツダスカイアクティブズ広島 大内錬選手 【©ジャパンラグビーリーグワン】

大内兄弟対決が2月11日、AGFフィールドで実現する。

マツダスカイアクティブズ広島に所属する大内錬は、今季から日野レッドドルフィンズ(以下、日野RD)でプレーする兄の大内空との試合ができる日を心待ちにしていた。

第3節にBalcom BMW Stadiumで行われた一戦は7人制日本代表候補合宿に参加していたためプレーできず兄が躍動するところをVTRで見ることになった弟は、「本当に楽しみです。家族もみんな楽しみにしていますよ。こうやって相手として兄と試合をするのは初めてなんです」と言い、対抗心を口にした。

「兄はとにかく負けず嫌いなので、特に僕には絶対に負けたくないと思っているはずです。小さいころはよくケンカをしていましたけど、僕の全敗でした。常に兄が自分の上に立っていましたし、絶対に自分に弱い姿は見せたくないはずです(笑)」

兄の想像を上回る成長を弟は見せてくれるはずだ。

昨年から7人制日本代表候補合宿に何度も参加して大内錬はたくましさを増してきた。「いつも合宿は学びがすごく多いです。練習もハードですけど、みんなが細かいプレーにも意識を高く取り組んでいるので一瞬たりとも気が抜けない。本当に一日一日が楽しいですね」という充実の時間を過ごしている。先週も7人制日本代表の合宿に参加していたため今節はリザーブとなるが、「どんな状況であっても流れを変えてチームを良い方向に運んでいきます」と意気込みを語っている。

ディビジョン3全チームと対した1クール目を2勝2敗で終えたチームにとっても、ここまで全勝の日野RDと対戦する今節は重要な一戦になる。

中居智昭ヘッドコーチは「日野RDさんとも大きな差はない。でも、細かいところやプレーの正確性の部分でまだまだ改善点があるので、ディテールにこだわって準備してきましたし、プレー自体には自信を持ってやっていこうと言っています」と話し、今季初スタメンとなるキャプテンの﨑口銀二朗は「今年は『ほんまに勝つんだ!』っていう空気で練習ができている。ここで勝ってもっと勢いに乗っていきたい」と話した。

自信をもって臨み、日野RDに勝って上昇気流に乗っていきたい。

(寺田弘幸)
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ジャパンラグビー リーグワンは、「あなたの街から、世界最高をつくろう」をビジョンに掲げ、前身であるジャパンラグビー トップリーグを受け継ぐ形で、2022年1月に開幕した日本国内最高峰のラグビー大会です。ラグビーワールドカップ2023を控え、セカンドシーズンとなるリーグワン全23チームの熱戦をご期待ください。

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