レアル・マドリー対アトレティコ。今季4度目のマドリーダービーを制するのはどちらか
昨年9月のラリーガ EA SPORTS 第6節、エスタディオ・シビタス・メトロポリターノで行われた今季最初のダービーはアトレティコが3ー1で制した。この試合ではアルバロ・モラタの2得点に加え、アントワーヌ・グリーズマンも頭で1ゴールを挙げている。
2度目のダービーの舞台はサウジアラビアのリヤド。1月10日に行われたスーペルコパ・デ・エスパーニャ準決勝では、ダニ・カルバハルが土壇場で3ー3とする同点ゴールを奪取。迎えた延長戦ではホセルとブライム・ディアスがゴールを挙げ、レアル・マドリーが5ー3で逆転勝利を手にした。その後レアル・マドリーは決勝でバルセロナを下し、今季初タイトルを獲得している。
一週間後の1月18日、両者はコパデルレイ4回戦で対戦。メトロポリターノで行われた今季3度目のダービーではレアル・マドリーが2度のビハインドを追いつくも、延長戦でグリーズマンがセンセーショナルな勝ち越しゴールを獲得。さらにロドリゴ・リケルメがカウンターから追加点を挙げてとどめを刺し、アトレティコが4ー2で激戦を制している。
今季のレアル・マドリーはここまで完璧に近い結果を出し続けてきた。今季1冠目を手にしたスーペルコパに加え、ラリーガ EA SPORTS では首位争いをけん引。チャンピオンズリーグでも6戦全勝でグループリーグを首位通過している。ここまで全32試合の公式戦で残した黒星はわずか2つ。ただその2敗は、いずれもアトレティコ相手に喫している。
興味深いデータはもう一つある。ここまでレアル・マドリーは全32試合の公式戦で30失点しか許していないが、そのうち10失点はアトレティコとの3試合で奪われている。他の29試合では1試合平均0.71失点に抑えているにもかかわらず、アトレティコとの3試合では平均3.33失点も喫しているのだ。
これらのデータはディエゴ・シメオネ監督率いるアトレティコがレアル・マドリー攻略法を見出したことを意味するのだろうか。2014/15シーズン以降、アトレティコが1シーズンで3度以上レアル・マドリーを破ったことはない。果たして今回も再びアトレティコが微笑むのか、それともレアル・マドリーがホームでリベンジを果たすのか。ラリーガ EA SPORTS のタイトル争いを占う上でも重要な一戦が、間もなくキックオフを迎える。
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