G1制覇へ前進する馬は? 東京新聞杯を分析する
【Photo by JRA】
4歳馬、牝馬が好成績
■表1 【年齢別、性別成績】
今年は前走G1出走馬が主力か
■表2 【前走クラス別成績】
前走G1組は前年夏以降の重賞実績をチェック
■表3 【前走G1組の成績(牝馬は該当全馬、牡馬は3着以内好走馬のみ)】
G3組は前走京都金杯3着以内か2走前連対
■表4 【前走G3からの好走馬】
前走G3組の好走馬は8頭。このうち半数の4頭は前走で同じマイルG3の京都金杯に出走して3着以内だった。これに該当しない馬は2走前がチェックポイントとなり、2頭は重賞で連対、2頭は本競走と同じ東京芝1600mのオープン特別か3勝クラスで勝利していた。
オープン特別組は前走1~2番人気のマイル重賞実績馬
■表5 【前走オープン特別からの好走馬】
【結論】
前走秋華賞2着の4歳牝馬・マスクトディーヴァが中心
G1組からもう1頭挙げればジャスティンカフェ。6歳牡馬(表1)という点でマスクトディーヴァには見劣るが、6月のエプソムC優勝、前走のマイルCS3着でこちらもG1組の好走条件を満たしている。
その他、G3組では京都金杯3着のトゥードジボンが有力。オープン特別組にはすんなりデータをクリアできる馬がいないが、一昨年のニュージーランドT3着で前走ニューイヤーS2番人気のリューベック(出走馬決定順17位)が表5の好走例に近く、出走できれば穴候補になる。
ライタープロフィール
浅田知広(あさだ ともひろ)
1970年12月、埼玉県生まれ。立命館大学文学部中退後、夕刊紙レース部のアルバイト、競馬データベース会社を経て、現在はフリー。パソコンが広く普及する以前から、パソコン通信でデータ手入力方式の競馬予想ソフトを公開するなど、競馬のみならずPCやネットワークにも精通。その知識を活かし、Webや雑誌で競馬ライターとして活躍するかたわら、ネットワークの専門誌にも連載を持つ。
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