【スキー】アルペンスキー男子W杯、『一戦集中』で難攻不落のSLコースに挑む!
加藤の連続2本目進出、小山の今季初の2本目進出なるか!?
「1本目は練習通り、フィーリング良く降りてこれた」と語る加藤聖五 【写真/Shinichiro Tanaka】
過去4戦のGS、2戦のSLでは結果は出ていなかったものの、河野恭介チーフコーチは、「SLでも本人のフィーリングは悪くないので、チャンスはあると考えています」と前向きに話していました。
その通り、「お待たせしました」と、ウェンゲンでそのポテンシャルを発揮してみせた加藤聖五、キッツビュールはW杯選手としての「自信」を持って臨むことになります。
ウェンゲンは1回目途中棄権に終わった小山陽平 【写真/Shinichiro Tanaka】
しかし、常々「特に具体的な数字、順位を考えず、一戦一戦、自分のやることに集中して臨みます」と語る小山陽平、キッツビュールも「一戦集中」で臨みます。
前日土曜日の午前中までウェーブの中にセットを立て、「キッツビュール、ガンスレン対策」の
練習をみっちりと行った日本チーム、「上々の仕上がり」と手応えを確認した河野恭介チーフコーチは「コースの状態が良くなる(遅いゼッケンでも荒れない)ことを願うのみです。」と話します。
その複雑怪奇な斜面変化、時には「登る」斜面セッティングもされることがある、キッツビュールのSLコース、「ガンスレン」。
一日中陽が当たらない北向きの氷結中斜面に何本もの夏道が横切り、さらにコースが右へ左へ蛇行する、ウェンゲンに匹敵する「難攻不落」のSLコースです。
日本チームとしては過去、このガンスレンで、皆川賢太郎さんが2000年1月23日、60番スタートから6位となる鮮烈なW杯デビューを果たしたことが最も印象深いレースでしょう。
文:田中慎一郎
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