新十両「尊富士」へ化粧まわし贈呈

日本大学SPORTS
チーム・協会

左から尊富士関、林理事長、酒井学長 【日本大学】

 日本大学相撲部出身で先場所幕下筆頭で6勝1敗の成績を挙げ、十両昇進となった尊富士関(石岡弥輝也さん、法学部卒/伊勢ヶ浜部屋)に化粧まわしを贈呈いたしました。

 日本大学在学時は、1年次より団体戦の正選手として伝統の黒まわしを着用し、2・3年次には全国学生相撲選手権大会の団体2連覇に貢献。2学年上で追手風部屋所属の日翔志関(沢田日登志さん、スポーツ科学部卒)、1学年上で木瀬部屋所属の金峰山関(バルタグル・イェルシンさん、スポーツ科学部卒/木瀬部屋)、同学年の宮城野部屋所属の輝鵬関(川副圭太さん、文理学部卒)らと共に活躍しました。個人でも2年次に全日本大学選抜相撲金沢大会個人準優勝、全国学生相撲個人体重別選手権大会135kg未満級で準優勝と優秀な成績を残しました。また、両ひざに大けがを負うも、ひたむきにリハビリに取り組むかたわら後輩の指導を行うなど、チームにとって模範的な存在でした。

 卒業後は、同郷出身(青森県津軽地方)の伊勢ヶ浜親方(元横綱・旭富士)の元に弟子入り。中学時代はつがる旭富士ジュニアクラブ所属していたことも入門につながった。また、同部屋所属の横綱・照ノ富士関は鳥取城北高の先輩だが、尊富士関が中学生の頃から面識があり、声をかけられたことも入門の大きな理由となった。
 角界入り後は番付で一番下にあたる序の口からスタート、一場所ずつ着実に結果を残して番付を駆けあがり、幕下筆頭で臨んだ昨年の九州場所で6勝1敗の成績を挙げ、今場所から晴れて新十両に昇進が決定、初土俵(の序の口)から新十両まで8場所は歴代7位のスピード出世。
 1月14日から始まった1月場所では、白鷹山関を寄り切りで破り白星スタートを切りました。

 去る1月12日(金)、日本大学会館にて行われた化粧まわし贈呈式には尊富士関をはじめ伊勢ヶ浜親方、照ノ富士関も出席。化粧まわしを受け取った尊富士関は「大学で培ったことを活かし、(日本大学相撲部出身の)名に恥じぬよう、上位を目指し精進していきたい。」と挨拶。同席した伊勢ヶ浜親方は「尊富士も大学のシンボル(校章)が入った化粧まわしを着用し、良い成績を収め(大学の)名を高めるよう頑張ってくれると思う。」と期待を込めた。
 贈呈式に出席した林理事長は「尊富士関、(新十両昇進)おめでとうございます。大学では暗いニュースが多かったが、明るい話題を作っていただき、心からお礼申し上げます。番付表を見るのが楽しみになりました。これからも応援いたしますので、(大学の)化粧まわしを身につけて頑張ってください。」とエール。酒井学長は「日本大学から57人目の十両昇進、それから現在10名の関取がいると聞いています。先輩力士達を超えていっていただきたい。けがの無いよう活躍されることを祈っております。」と激励の言葉を送った。

 スピード出世の要因として「(伊勢ヶ浜)部屋のサポートが大きい。力士として目指すべき存在(横綱・照ノ富士関)が近くに居ることと、他の活躍する先輩力士の存在が大きい。」と話す尊富士関。目標は「幕内昇進し優勝すること。大学の先輩に負けないこと。」と意気込んだ。

贈呈式で挨拶する伊勢ヶ浜親方。照ノ富士関も同席した(右) 【日本大学】

尊富士関に贈られた化粧まわし。 【日本大学】

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著者プロフィール

日本大学は「日本大学競技スポーツ宣言」を競技部活動の根幹に据え,競技部に関わる者が行動規範を遵守し,活動を通じた人間形成の場を提供してきました。 今後も引き続き,日本オリンピック委員会を始めとする各中央競技団体と連携を図り,学生アスリートとともに本学の競技スポーツの発展に向けて積極的なコミュニケーションおよび情報共有,指導体制の見直しおよび向上を目的とした研修会の実施,学生の生活・健康・就学面のサポート強化,地域やスポーツ界等の社会への貢献を行っていきます

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