12月25日から始まった第77回全日本総合バドミントン選手権大会（於：武蔵野の森 総合スポーツプラザ）　大会3日目、本戦2回戦が行われた。

第２シード、本大会初優勝を狙う大堀彩（トナミ運輸）が同じサウスポーの明地陽菜（再春館製薬所）と初対戦した。1ゲーム、中盤から抜けだした大堀が15本で奪うが、2ゲームは「足を止められたりとか、逆を突かれたり、行きたいところに動かせてもらえなかった」と明地のゲームメイクに苦戦し13本で奪われてしまう。「（オリンピックレースのためにも）今日は負けるわけにはいかない」と気持ちを切り替えた大堀が我慢強くラリーし、最後は12本で3回戦進出を決めた。

1回戦で宮崎友花（柳井商工高校）をファイナルゲームで破った吉川天乃（丸杉）だったが、持ち味のアグレッシブなプレーを杉山薫（BIPROGY）のコートを広く大きく使った配球によって封じられ、ストレートで敗退した。また、奥原希望（太陽ホールディングス）は香山未帆（BIPROGY）を寄せ付けず、女王の風格を見せた。

＜3回戦の対戦カード＞
・古川佳奈（丸杉）VS杉山薫（BIPROGY）
・仁平菜月（ヨネックス）VS髙橋明日香（ヨネックス）
・奥原希望（太陽ホールディングス）VS水津愛美（ACT SAIKYO）
・齋藤栞（ACT SAIKYO）VS大堀彩（トナミ運輸）