<重賞レース分析>東京2歳優駿牝馬は、臨戦過程や馬格が注目ポイント!
2023年のラストを飾る重賞は、デビュー間もない2歳馬の女王決定戦。東京シティ競馬はゴール前写真判定装置やスターティングゲートの採用など国内初の試みを数多く実施してきたが、2歳牝馬限定の重賞創設もJRAに先んじた画期的な試みだった。翌年春のクラシックロードに向けて、若き乙女たちが精一杯の走りを繰り広げる。
ここでは東京2歳優駿牝馬10年の結果から、レースの傾向を分析する。
<レース情報>
第47回 東京2歳優駿牝馬(SI)
2023年12月31日(日)16:30発走
距離:1,600m
第46回優勝馬:メイドイットマム号 【東京シティ競馬】
■伏兵が上位に食い込む年も多い
【単勝人気順別成績】(過去10年) 【東京シティ競馬】
■「浦和」「川崎」勢が優秀な3着内率をマーク
【所属別成績】(過去10年) 【東京シティ競馬】
■前走の距離がポイント
【前走の距離別成績】(過去10年) 【東京シティ競馬】
なお、第43回(令和元年)以降の過去4年に限ると、1,400m以下の馬は[0-1-0-15](3着内率6.3%)、1,400m超の馬は[4-3-4-36](3着内率23.4%)である。前走が1,400m以下のレースだった馬は、過信禁物と見るべきだろう。
■近年は小柄な馬が不振
【前走の馬体重区分別成績】(過去10年) 【東京シティ競馬】
なお、第43回(令和元年)以降の過去4年に限ると、450kg未満の馬は[2-0-0-19](3着内率9.5%)、450kg以上の馬は[2-4-4-32](3着内率23.8%)である。近年の傾向を重視するならば、小柄な馬は評価を下げたい。
■“ローレル賞”の勝ち馬は堅実
【“ローレル賞”における着順別成績】(過去10年) 【東京シティ競馬】
■“エーデルワイス賞”の上位馬も信頼できる
【“エーデルワイス賞”における着順別成績】(過去10年) 【東京シティ競馬】
TCKホームページではより詳しいデータも公開している。
<伊吹雅也>
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