<国内男子ゴルフ>賞金シードは陥落しても。50歳・片山晋呉の来季目標は??

日本ゴルフツアー機構 (JGTO)
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片山晋呉が部門別顕彰のジャパンゴルフツアー表彰式で登壇したのは2000と04、05、06年に続く、自身5度目の賞金王に就いた08年以来。

また、サンドセーブ率での受賞は2006年以来2回目。

「えっ、僕サンドセーブは初めてじゃなかったの?!」と、長年の記憶違いに本人もびっくりし、「まあ・・・、それだけ今年はバンカーにも入れました、ってことじゃない?」と、苦笑していた。(※片山のサンドセーブ率1位は昨年、星野陸也が記録した68.421%を塗り替える69.091%での受賞でした)

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【2008年ぶりです】

久しぶりにスポットを浴びたハレ舞台で選んだこだわりのオーダースーツは、実は裏地にこそ注目して欲しい。

ゴルフでも、とことん創意工夫の男は「服も、靴も、時計も大好き」と、ばっちり決めて臨んだ壇上で「50歳は自分だけ。息子といってもいい年の子ばかり」と、改めて、若返りが進む男子ゴルフの現状を痛感する。

来季の賞金シードを獲得した66選手の平均年齢は、30.6歳。ここ10余年と比較をしても、若年化が著しい。

「コロナが変えたよね」と、片山は分析する。
「海外選手が来れなくなって、今まで出れなかった子が試合に出て、経験を積んでいるうちに上手くなり、ぱぱっと優勝して・・・」。

今年11月の「ダンロップフェニックス」を制した大学後輩の杉浦悠太で、アマ優勝はもう7人目。

「僕のときは、20代でもシードを獲るのが難しかった時代。アマチュアの学生がツアーで優勝するなんて、100%ありえない時代でしたから・・・」。

当時、日大3年の片山が、1993年に今のABEMAツアーにあたる、グローイングツアーの「水戸グリーンオープン」でアマVを飾ったときには、大変な騒ぎになったが、今年はそのABEMAツアーでも、アマチュアが2人も優勝するなど、今ではアマチュアが、ツアーで当たり前に勝つ時代。

「考えられない。変わったよね、スゴいよね」と感心しながら「自分もちゃんとやれればまだやれると思っている」。
5度の賞金王の自負が出た。

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今年の賞金ランキングは74位。
来季賞金シードの65人(68位まで)には入れなかった。

昨年まで25季連続シードは、ジャンボ尾崎の32季連続に次ぐ歴代2位の大記録は途切れた。

途切れたが、通算31勝の片山は、“生涯出場権”の永久シードを持っており、来年の心配は必要ない。

必要ないが、今年最後のレギュラーツアーと決めていた11月の「三井住友VISA太平洋マスターズ」で6位タイにつけ、前週の賞金94位から66位(当時)に急浮上し、賞金シードのボーダーラインが見えた時には、さすがにちょっぴり迷いも出た。

「人生初の“計算”をしなくちゃいけないねえ・・・」と、最初出るつもりがなかった翌々週の「カシオワールドオープン」へのエントリーもよぎったが結局、予定通りに同週のシニアツアー「いわさき白露シニアゴルフトーナメント」で今季最終戦を迎えて、シニアツアーの賞金ランキングは11位で終えた。

「まだ自分はレギュラーツアーのコンディションが染みついている。シニアで闘う難しさを感じている」というのが“デビュー年”を闘った率直な感想である。

「たとえば自分はシニアじゃ一番若いから、飛ぶ方になっちゃうわけです。それで、わかりやすく言うと、100ヤードからグリーンに打つとぎゅーっと戻って4、5メートルショートしちゃう。でも先輩たちは140、150ヤードくらいから7、8番でぽぽん、と乗せてヒューッピタ、って・・・。そういうのが異常に多い。そういうのにまだ慣れない」とシニアツアーでは、新人だからこそのジレンマも感じた。

「今年はちょっとスケジュールも下手でした」と、初のレギュラーとシニアの“二刀流”も中途半端だったと反省する。

「なんせ“ルーキー”ですから。仕方ない」と、今季を踏まえて来季はゴルフも体も日程も、徹底的に見直すつもり。

「いろいろ作り直して、やり直しです」。

来季のシニアツアーでは、「シニアで世界一になる」という目標は変わらず、レギュラーツアーでの目標は、「もう1回シード選手になること。50歳を越えてから、もう1回返り咲き、って・・・なんか素敵でしょ?」とウキウキしていた。

4日に都内のANAインターコンチネンタルホテル東京で行った「ジャパンゴルフツアー表彰式」の舞台袖で、「来週か、再来週からスキー合宿に行く」と、嬉しそうに話していたからおそらく今頃は、ゲレンデでもう、来季の方策を練り始めているはずだ。
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