【ラグビー/NTTリーグワン】日本代表7人と世界最高峰の新加入3選手を筆頭に、見せつける「これがサンゴリアスだ」<東京サントリーサンゴリアス>
「昨季、セミファイナルでああいう敗戦をしましたが、勝ち負けは別にして、『あのパフォーマンスに心が動いた』という声をたくさんいただきました。われわれが目指すのは、まさに心が動くラグビー。『これがサンゴリアスだ』というラグビーを毎試合見せなければならないと再確認し、その思いをスローガンに込めました」
「これがサンゴリアスだ」という言葉の根っこにあるのは、チームの伝統である「アグレッシブ・アタッキング・ラグビー」。その“らしさ”を出すためにも、今季はよりボールを保持し続けることにフォーカスする。
「われわれはボールを持っているときに相手の脅威になるチームです。だからこそ、ボールを持っていないときにどう相手の脅威になるかが大事。今季は『Win The Ball』の部分を大事にしています」(田中監督)
球際でいかに勝つか。そこで中心になるのは、ラグビーワールドカップフランス大会の日本代表メンバーの7人(堀越康介、垣永真之介、下川甲嗣、齋藤直人、流大、中村亮土、松島幸太朗)であるのは間違いない。チームの頭脳、流大も優勝への決意を強くにじませる。
「優勝しか見ていません。そのためにも、ほかのチームとの違いをいかに生み出すか。『THIS IS SUNGOLIATH』と掲げたように、仮に違うジャージを着ていたとしても『このプレーはサンゴリアスだ』と思われるラグビーがしたい。新しいメンバーも増え、チームのエネルギーはとても高いです」
その「新しいメンバー」として期待がかかるのは、ニュージーランド代表主将でフランカーのサム・ケイン、ラグビーワールドカップ連覇に貢献した南アフリカ代表のウイング、チェスリン・コルビ、ウェールズ代表のスタンドオフであるガレス・アンスコムという、世界最高峰の3選手。豪華布陣で狙うのはもちろん、2017-18シーズン以来の優勝だ。
(オグマナオト)
今季、主将に指名されたのは堀越康介。昨季も齋藤直人とともに共同主将を務めたが、今季は一人でその重責を担う。「チームのマインドセットの部分、モチベーションを上げる役割を徹底したい」と意気込む堀越の自分自身のモチベーションは、ラグビーワールドカップ2023でメンバーに選ばれながらもピッチに立てなかった悔しさだ。「出られなかったのは僕の実力。その不甲斐なさ、悔しさを自分自身にぶつけて、練習でも試合でもさらに経験を積んでいきたい」。
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