宮本勝昌が単独首位に浮上「上に行けば自分のプレーに集中しやすい」 今季3勝目&賞金王に王手
【シニア最終戦】いわさき白露シニア ◇ 第2ラウンド
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宮本は後ろの組で回る横田を1打差で追って最終ホールを迎えた。セカンドは打ち上げでピンまで236ヤード。5番ウッドで放たれたボールはピンの左3.5メートルにつけ、先に打った「崎山(武志)のラインがすごい参考になった」と、スライスラインを沈めてイーグルフィニッシュ。「最後は本当に良かったです。今日ハイライトがないまま終わるところだった(笑)」。逆に横田を1打上回ってホールアウトした。
“ハイライトがない”といいつつ、宮本の1イーグル・5バーディの「66」はこの日のベストスコアで、ただ一人のボギーフリーだった。スコアカードだけを見れば、ピンチがなかったように見えるが、「4番まではギクシャクして上手くいってなかった」と、序盤は耐える時間が続いた。5番パー5で「上手くティショットとセカンドショットがイメージ通りで、バンカーには入ったんですけど、そこからバーディを獲ることができました」と、バーディを先行させると流れが好転する。
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これで明日の最終日は最終組で今季3勝目をかけて戦う。賞金ランキングではトップに立っており、勝てば必然的にビッグタイトルも手に入る。賞金王の可能性を残すのは、宮本、プラヤド・マークセン(タイ)、藤田寛之の3人のみ。今日、宮本と一緒に回ったマークセンは6打差の8位タイ、藤田は10打差の28位タイにつけており、宮本がかなり有利な状況となっている。マークセンにとってみれば、上がり2ホールを17番パー3ではボギー、18番パー5では2オンしながらパーと、連続で3パットをしたのが痛かった。
「下にいるほど追っかけなきゃいけないという作業がもう1個増えるので、上に行けば行くほど自分のプレーに徹せられる。集中しやすくなると思う」。単独トップで迎える最終日をそう表現する。水城高校の1つ先輩、横田との組み合わせとなったことには、「シニアになってから、もしかしたら初めてかな。楽しみにしています」と笑顔を見せる。最終日も同じように笑顔で終わりたい。
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