セレッソ大阪【J1リーグ第33節 C大阪vs.京都】今季のホーム最終戦。サポーターへ感謝の思いを示す勝利をチーム一丸で掴み取る
前節は2位・横浜FMのホームに乗り込み、真っ向勝負を挑んだ中、前半5分、8分と右サイドを崩してチャンスを迎えたが、ともにジョルディ クルークスのシュートはクロスバーを越え、好機を生かせず。すると、逆転優勝へ向けて士気が高く襲い掛かってきた横浜FMの攻撃を防ぐことができず、前半だけで2失点。後半はセレッソがボール保持の時間を増やして敵陣に入ったが、最後まで1点が遠く、0-2の敗戦を喫した。昨年のリーグ王者であり、今季も最後まで優勝を争っているチームの力に屈した格好となったが、セレッソとしても収穫がなかったわけではない。相手のプレスをはがしつつ前進していくビルドアップは成長の跡も見られ、システムが変わったことで輝きを増している柴山昌也ら選手個々の伸びもシーズン終盤に来て感じられる。組織、個人の両方で最後まで進化し続ける姿勢を示すことは、必ずや来季以降にもつながっていく。今季ここまで自身最多の12得点を記録しているレオ セアラも、「来季へいい形でつなげていくためにも、ラスト2試合を連勝して終わりたい」と力強く話す。
(文=小田尚史)
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