ホームアドバンテージを生かしたロッテ。応援を力に変えた2023シーズン

千葉ロッテマリーンズ
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千葉ロッテマリーンズ 吉井理人監督 【千葉ロッテマリーンズ提供】

 千葉ロッテマリーンズの2023年シーズンが幕を閉じた。レギュラーシーズンは70勝68敗5分けの2位。クライマックスシリーズこそファイナルステージで王者バファローズに敗れるも昨年5位から、大きく飛躍した一年となった。

 「開幕した時はどうなるかと思ったけどね」

 ZOZOマリンスタジアムで行われた秋季練習で吉井理人監督は選手たちが汗を流す姿を眺めながら、シーズンを振り返った。福岡で行われた3月31日からのホークスとの開幕3連戦に3連敗。新しい指揮官の船出は決して順風満帆ではなかった。しかし、そこから巻き返した。本拠地に戻りファイターズに3連勝。その後も練習を伸ばし5連勝。4月21日からは開幕カードで3連敗を食らったホークス相手に地元で3連勝とやり返した。

 「福岡から千葉に戻ってきて3連勝。そして開幕の借りを返すようにホークスにも3連勝。選手たちの姿をみて、こいつらやるなあ。根性あるなあと思った。すごく見直しました」と吉井監督は目を細める。

 結局、出鼻をくじかれたものの、4月は14勝9敗と勝ち越し、その後も快進撃を続けた。中でも今年は本拠地ZOZOマリンスタジアムで42勝28敗2分けと無類の強さを誇った。コロナ禍が終り、スタジアムに戻ってきたファンの大声援がチームを大きく後押しした。

 「応援は凄く大きかった。ホームアドバンテージになっていた。頼もしい存在だった」(吉井監督)。

 11月9日、日本野球機構より2024シーズンのパ・リーグ公式戦日程が発表となった。マリーンズは3月29日、本拠地ZOZOマリンスタジアムでファイターズを迎え一年をスタートさせる。「ファンの皆様の声援をパワーにうまく後押しをしてもらって自分たちの力が出していきたい」と指揮官は腕をぶす。来年もまたファンと共に戦う。

千葉ロッテマリーンズ広報室 梶原 紀章
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