【すまいーだカップ  第1ラウンド】 ルーキーの増田伸洋が「66」で単独首位発進 “1インチ”短くした中尺パターで7バーディ!

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すまいーだカップ シニアゴルフトーナメント 第1ラウンド


「すまいーだカップ シニアゴルフトーナメント」は初日の競技が終了した。7バーディ・1ボギーの「66」をマークしたルーキーの増田伸洋が6アンダーで単独首位発進を決めた。1打差の5アンダー・2位タイグループには、大会2勝を挙げている山添昌良、横尾要、矢澤直樹、山崎克彦、タワン・ウィラチャン(タイ)の5人、4アンダー・7位タイには手嶋多一、清水洋一、葉偉志(台湾)の3人がつける大混戦となっている。

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トップの増田は「ティショットでフェアウェイを外したのが1回くらいで、比較的にスムーズに行けたかなと思います。いいバーディチャンスが入ってくれました」と会心のラウンドを振り返る。フェアウェイからセカンドショット以降を打てたことで、多くの選手が手を焼いたコンパクション23、スティンプメーターで11フィートの硬くて速いグリーンを攻略。「ちょっとグリーンがつくところによって難しいので、そこを警戒しながら一日やっていました」と話す。

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「短いパターだと自分がかがんじゃうから、ちょっと起きて構えるように」と今年は37インチの中尺パターを使用してきた増田だが、今週は1インチ短い36インチに変更した。その意図について、「ちょっとカップ際で球が伸びないなと思って、36インチにして自分で鉛を貼ったりしたのが意外と良かった、けっこう伸びて入ってくれた」と説明する。続けて「替えたときは入るんだけどね」と笑う

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レギュラーツアーで1勝を挙げている増田は、今年3月に行われた「PGAシニアツアー予選会・最終予選」で23位に入り、ルーキーシーズンを戦っている。出場試合数が限られる中、ここまで8試合に出場してトップ10が5回。4月の「ノジマチャンピオンカップ 箱根シニアプロゴルフトーナメント」では優勝したI・J・ジャン(韓国)に1打差の2位タイに入った。現在の賞金ランキングは13位で、2試合を残して同30位以内の賞金シードを確定。すでに来季の出場権を手にしている。

となれば、あとはシニアツアー初優勝に期待したいところ。「そろそろ意識しながらやりたいなというのもあるけど、自分のゴルフができればいいかな。あんまりその辺はガツガツいっても、気合いばっかり入っちゃうだけでしょうがないかなと思っています」と、焦りはまったくない。さらに、「ゆっくりやりすぎてもダメだけど、ちょっとは狙っていこうかな」と色気も見せる。

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次週はいぶすきゴルフクラブで行われる最終戦、「いわさき白露シニアゴルフトーナメント」。2004年まではレギュラーツアーの「カシオワールドオープン」が行われたコースでもあり、3月の「PGAシニアツアー予選会・最終予選」の舞台ともなっている。「レギュラーでも今回の予選会でも回っていて、あんまりいいイメージがない。グリーンが読めないから」と増田は苦手としている。



そこで秘密兵器を投入する予定だ。「若い目はグリーンを読めるので、うちの息子をキャディで連れて行きます。息子もプロゴルファーを目指しているから、グリーンを読むのもメキメキと上手くなっている」。首位で発進した今大会と、長男の康輔さんとのタッグで挑む次週で初優勝を達成したいところ。「とりあえず今週頑張ります」。ゴルフが成長盛りの息子に「まだまだ負けない(笑)」ためにも、結果を残したいところだ。

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