セレッソ大阪【J1リーグ第32節 横浜FMvs.C大阪】2位・横浜FMのホームに乗り込む大一番。目標の3位へ向け、前進する1勝を目指す

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【CEREZO OSAKA】

前節はガンバ大阪との大阪ダービーに挑み、1-0で勝利したセレッソ大阪。そこから約2週間の中断期間を経て、今節は2位の横浜F・マリノスのホームに乗り込み、連勝を目指して戦う。相手は優勝へ向けて負けられない状態であり、スタジアムの雰囲気も圧倒的なアウェイが予想されるが、そうした舞台をモチベーションに変えて、セレッソとしても現在高めているサッカーをぶつけたい一戦だ。

9日、チームから、「小菊昭雄監督との契約を更新し、2024シーズンもセレッソ大阪の指揮を執る」ことが発表された。受け止めを問われた指揮官は、「非常に嬉しく思います。来シーズンは自分にとっても勝負の年」と語る一方、「来シーズンのことは、プレシーズンにしっかり準備をして考えたい。とにかくこの3試合。1戦1戦、勝点3を積み重ねる。目標の3位以内を目指して最後まで全員で戦い抜く」ことに意識を集中させている。今季の残り3試合をどう戦ってシーズンを終えるかは、来季へ向けてもつながっていく。目標の3位へ向け、1戦1戦が非常に重要になるシーズン終盤だ。そうした中で、今節は、2位・横浜FMとの大一番に挑む。首位・ヴィッセル神戸を勝点2差で追いかける横浜FMとしては、優勝へ向けて勝つしかない状況。スタジアムにも多くのサポーターが集まるだろう。ただし、そうしたJリーグ全体としても注目の一戦で、セレッソとしても引き立て役で終わるつもりはない。前々節のサンフレッチェ広島戦から再び4-3-3に取り組んでいる中で、「チームとしてのパフォーマンス、個々が輝くシーン、グループがコンビネーションを奏でるシーンが増えてきた」と小菊監督。柴山昌也ら、新たなシステムでより輝きを放つ選手も出てきた。「今取り組んでいる自分たちのサッカーをしっかり表現できれば、横浜FM相手にも勝点3を取れるという自信を持って臨みたい」(小菊監督)。今節は、上位を相手に真価が問われる一戦でもある。

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広島戦、G大阪戦は、前半から自分たちがボールを保持して試合を優位に進めることができた。引き続き、ボール保持からの崩しにトライしていく一方で、今節に関しては、攻撃力が高い相手に守備でゲームをコントロールする時間、我慢の時間も増えるだろう。中盤3選手も含め、守備での貢献も求められる中、「ジョーくん(上門)、真司さん、中盤の選手としっかりコミュニケーションを取って、強度の高い守備を見せたい」と柴山。中盤の空いたスペースで起点を作ってスピードアップを図ってくる横浜FMに対し、しっかりとスペースを消し、人に強く行く意識を持つことも重要になる。その上で、ハイラインを敷く横浜FMに対し、奪ってからのカウンターはチャンスになる。カピシャーバ、ジョルディ クルークスの両ウィングにボールを集め、手数をかけない攻撃の中から最後は古巣戦となるレオ セアラにボールを集めていきたい。ホームで行われた横浜FMとの第6節では、移籍後初ゴールを含む2得点を奪った背番号9。「昨年まで人生を共にした仲間と会えるのは楽しみだけど、今はセレッソのユニフォームを着ている。セレッソのためにベストを尽くしたい。勝利を呼び込むために必要なら、ゴールも決めたい」と抱負を語る桜のエースの2戦連発に期待したい。

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もう一人、古巣戦に臨む山中亮輔は、5日に行われた神戸とのステップアップリーグで90分フル出場。状態は上がっている。「相手は優勝が懸かっている。でも僕たちもアジアの舞台に行きたい気持ちは強い。他力だけど、残り3つ勝って、他チームの結果を待ちたい。1試合1試合、勝ちを意識したい。自分自身も与えられた時間でインパクトを残すプレーをしたい」と話し、状況を見ながら出場機会を伺う。直近10試合では7勝2分1敗と横浜FMを圧倒しているセレッソ。そうした相性の良さも追い風に変え、3位へ向けて大きな弾みとなる勝点3を敵地で掴みたい。
(文=小田尚史)
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